あらゆる職業の中で教育という仕事ほど、その意義の重かつ大なるものはない
教育に従事することと、カフェーとかダンスホールなどを営むことは、そこに重大なひらきがあると言えましょう。
これは『修身教授録』第4講「生を教育に求めて」に書かれている森信三氏のことばです。
子どもたちを教育する仕事というのは将来の日本をつくることに等しいのだといえます。
教師のひとことで生徒が傷つきます。また逆に喜びます。
よき指導者に恵まれた子はもともとあった力をのばすことができます。
だめな指導者に教えられた子どもは才能を発揮することができません。
教育者は立派でなければならないのです。
ただ教えるのが好きだというのだからやるのではなく
今子どもたちを教えていることは将来の日本をつくっていることと
同じことだという意識で教えなければならないでしょう。
私も今教える仕事に就いていますが
そういう意識で仕事に取り組んでいきたいと思います。
修身教授録―現代に甦る人間学の要諦 (致知選書)
著者:森 信三
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