オリンピックにはそれほど興味がなかったので、そんなに見ていなかった。たまたまテレビをつけたらやっていた競技を見る程度だった。
パラリンピックに至っては民法では放送されていないこともあって、もっと見ていない。
だが、知り合いのご兄弟の方が出場されるということで、テレビ観戦をすることにした。といっても仕事があったので、録画したものを見た。
競技は走り幅跳び。競技に出場するメンバーはなんらかの事情で足を切断されてしまった方々だ。
日本からは2人出場している。山本篤選手と小須田潤太選手だ。いずれも片足に義足をつけている。
私は義足をしたかたの走り幅跳びを初めて見たわけなのだが、驚いてしまった。ふつうにすごいのだ。
走って、跳んで、空でびよーんと伸びて着地する。
あんなにも空中にいられるんだという感じ。
私が同じことをやっても、跳んだということばが使えないくらいショボい跳躍になるだろう。
だから、走り幅跳びを見ていてとても力が入った。
結局、山本選手は日本記録を更新しての4位。39歳にしてまだまだ記録を伸ばしてしまうところがやばい。
そして小須田選手も競技中に二度も自己ベストを更新した。彼は初めてのパラリンピック出場ということだが、競技を楽しんでいるように見えた。試合後のインタビューも笑顔で楽しかったと言っていた。
なんか、すごく力をもらえた気がした。
知り合いのご兄弟が出ていたというだけで見ることにした走り幅跳びだが、見てよかった。今度お礼を言うことにしよう。