『修身教授録』の第10講は「尚友」がテーマです。
「尚友」の「尚」は「たっとぶ」という意味で
昔から「読書、尚友」と使われて
読書とともに、友を尊ぶことが
とても大切なことだということです。
その中でも最も友情を感じるのが
師を共にする同門の友
だそうです。
同じ道を行く友のことです。
これは別の言い方をすれば
「同じ釜の飯を食った仲」
であり、また
「同期の桜」
でもあるかもしれません。
また、必ずしも師が同じではないが
道を同じくするものでもいいかもしれません。
みんなちがう業種の仕事をしていても
おそらく世のため人のために
働いているでしょう。
いい仕事をしたい
と思っている異業種の仲間でもいいでしょう。
とにかく、何かしら道を同じく
考え方を同じくしている人を友とし
尊ぶということは大切です。
まわりを見渡せば
必ず道を同じくしている人がいます。
そういう人をこれから大切にし
絆を深めていこうと思います。