TDK元会長の澤部肇さんは「あほは人の2.5倍やって人並み・・・」と言われて必死に自転車をこいだ(平成2年1月3日)

どーも、実家から帰ってきたみっちーです。

 

自宅にもどるとお正月気分も抜け、厳しい現実が待っているんだなぁ・・・と思うとゾッとする。

 

まあ、私を待っている現実はそれほど厳しいってわけではないから、まあいいか。

 

自宅に帰ってきたものの、今年の目標とか、何をしようかとか、全然決めていない。

 

ただ、今年はもっと努力しようということだけは思った。

 

「努力」というのは「実行」ということだ。

 

何かを成し遂げたいとき、ただ思っているだけでは叶わない。そんなのは当たり前のことで、誰もが知っている。

 

しかし、そのことをわかっているにも関わらず、案外行動に移せないものだ。

 

ダイエットしたいのに、やせるための行動に移せないのは典型的な例。食べたら太るのは当たり前なのに食べてしまうし、運動すればカロリーを消費するのは当たり前なのに運動をしない。

 

やせたいという気持ちに見合った行動を全くしないのが人間ってやつ。

 

成績を上げたいと思っているのに、勉強しないってのもそれ。勉強しようと思って机に向かうまではいいのだが、ついつい別のことを始めてしまうのはよくあること。

 

そのうち、机に向かうこともしなくなっていき、やがて勉強しようと思っていた気持ちも忘れてしまう。

 

やせたいと思っていても勉強したいと思っていても、なかなか行動に移せないものなんだよね。

 

ちなみに、「やせたい」と思ったことも「成績を上げたい」と思ったこともあるが、どちらもうまくいかなかった経験もある。

 

やっぱり私は弱い。

 

もてたいと思った時期もあったが、結局何をやったらいいのかわからず行動にさえ移せなかった。

 

何かを成し遂げるためには、方法論もしっかり学ばなければいけないね。

 

まあ、ともかく思っているだけでは何も成し遂げることができないのは、再確認しておきたい。

 

ところで、今年はもっと努力しようと思ったのは、ある人のことばが心に響いたからだ。

 

ある人とは、TDKの元会長、澤部肇さんのことで、日本経済新聞朝刊で連載されている「私の履歴書」にこう書いてあったのだ。

私の恩師である4代目社長の大歳(おおとし)(寛(ゆたか))さんは「あほは人の2.5倍やって人並み。3倍やってやっとなんとかなる」と言っていた。

 

TDKという会社はカセットテープで有名な会社だったが、後に記録メディアや電子部品・二次電池を扱うようになる。時代の流れを読んで業種を転換させていくのがあざやかな印象だ。 

 

そのTDKの6代目社長が澤部肇さん。TDKの社長や会長を歴任するほどの人物だからアホなわけがない。

 

が、恩師の大歳寛さんに「あほは人の2.5倍やって人並み。3倍やってなんとかなる」と言われた澤部さんは「教え通り、この時期、必死で雪の中、自転車をこいだ」とのこと。

 

何か具体的な策があったわけでもなく、やみくもに動いたので若い女性にもバカにされたそうだが、ともかく行動したようだ。「必死で雪の中、自転車をこいだ」という表現がそれを表している。

 

このともかく行動という気持ちが大事だと思う。

 

「考えて考えて考え抜く」というのではなく、「まずはたくさん動く」ということだ。動いていく中で自ずと答えは見つかるはず。

 

つまり、「考えて動かない」より「考えはないけどまずは動く」ほうが、前に進んでいるという点でははるかにいいということだ。

 

特に、天才でもなんでもない凡人の私、成績を上げたくても勉強をせず、やせたいのに運動をしないアホの私は、人の2.5倍やらないと人並みになれない。人の3倍やらないとなんとかならない。

 

人と同じ努力をしていても人並みになれないのだ。そのことは肝に銘じておかねばなるまい。

 

そういえば、できる人はみんな同じことを言っている気がする。できる人はみんな行動することの大切さを述べているものだ。

 

PDCA(Plan→Do→Check→Action)の「Do」の部分がいかに大切かということは私もわかったつもりでいた。わかったつもりというのが一番こわいところだ。

 

まずは行動、いやまずは大量行動だね。動かなければ始まらない。

 

あほな私は人の2.5倍やらないと人並みになれないのだから、もっと動こう。

 

今年はがんばります!