家族の大切さ(私の履歴書を読んで)

本日は日経新聞私の履歴書」を読んで思ったこと。

今月は建築家の安藤忠雄さん、9回目です。
個人的におもしろく拝見しています。

今日のサブタイトルは「家族」でした。
そこに夫婦2人で始めた事務所のことが
書かれていました。

奥さんの由美子さんは事務所の運営に
大きくたずさわっているそうです。

そこでは安藤さんは怒りまくり、
由美子さんは冷静な判断で
所員を気遣っているため
うまくバランスが保たれていて
今では2人のどちらが欠けても
事務所は成り立たないとのことです。

そして最後は次のように締めくくられています。

高度経済成長期以前の日本人は、
お互いが支え合って地域社会を維持してきた。
家族も社会を構成する最小単位のチームである。
散々言われてきたことかもしれないが、
私たちは改めてもう一度、
家族の大切さを見直すべきではないだろうか。

家族とは「社会の最小単位のチーム」にはっとさせられました。

ところで私は教育の現場にいるものとして
思うことがあります。

実は家庭で子どもの教育(学業も含めて)が
しっかりなされていないのではないかということです。

教育の最大の現場は学校であるべきですが
その土台は家庭でつくるべきです。

しかし、今の親御さんはあまりにも
学校や塾に教育の責任をおしつけているのではないか、
そう感じることがあるのです。

「社会の最小単位のチーム」の一員である
子どもたちがチームの中で育てられないようでは
日本という社会全体でも子どもが育つということが
ないのではないか。

今日は私の履歴書を読んで直感的に
そう感じました。