何をやって生きていこうか・・・ 2021-10-24

むかし「およげたいやきくん」という歌があった。

毎日毎日ぼくらは鉄板の

上で焼かれていやになっちゃうよ

みたいな歌詞だ。

しかし、ある日、そこから逃げるのに成功し、海で楽しく暮らしていた。

 

小学生の頃は歌詞の意味も考えずその歌を聞いていたが、いまあらためてその歌詞を見直してみると、「およげたいやきくん」はかわいそうな運命だった。

最後はどうなるかというと、釣り上げられてこうなる。

やっぱりぼくはたいやきさ

少しこげあるたいやきさ

おじさんつばを飲み込んで

ぼくをうまそに食べたのさ

たいやきくんは食べられてしまう運命なのだ。

 

どうしてこの歌はそんなに流行ったのだろうか。

歌詞を考えてみると、「どうせたいやきはたいやき」、「食われるのが運命」のような印象だ。

「運命には逆らえない」とか、「分相応に生きろ」とか、そんなことを言っているようだ。

ちょっと悲しい。

 

そして、私もこのたいやきと変わらないのだろうかと考える。

結局、自由に生きようと思っても、自分は自分。

運命を変えることなどできない。

そうなのかと思ってしまう。

 

さて、どうやってこの先生きていったらよいものか・・・。