いつも読んでいるメルマガ「平成進化論」の4月16日号にこんなことが書いてありました。
セールスにおいては決して「売ること」にフォーカスしてはいけません。お客さまが買いたくなるためには何を提供すればいいか「だけ」を考えればいいのです。
このメルマガでは、この部分は結論ではなくさわりの部分なんですが、改めて心に響きました。
モノを売っている人間としては、どうしても売上に目が行きます。自ずと「売ること」に意識が集中してしまうのです。
でもそうじゃなくて、お客様に「何を提供できるか」というとこに「だけ」意識を向けることが1番大事なわけです。
いま、この時計を買ってもらわなければならないという時に、「ぜひ買ってください」「いまSALEですから」「お安くしときますよ」などと、明らかに売りつけたい姿勢が出ていると引かれてしまいます。
その時計の機能を丁寧に説明して、これを身につけることによって、オシャレ度がアップするとか、時間がいつまでたっても正確だとか、電池交換は不要だとか、あくまでもお客様の利便性を中心に話をしていく
そうするとお客様目線に立つことができます。
すみません、時計を例に出しましたが、全然時計には詳しくないので、よさを伝えることができませんが・・・笑
それは置いといて、いつもながら、鮒谷周史さんの話はためになりますね。
ところで、こういうのはビジネスだけではなくて人間関係でも似たようなところがあります。
Aさんと仲良くしたいなぁなどと思って、「仲良くしよ!」などとストレートに言うのもいいでしょう。
しかし、「仲良くしよう」と言って仲良くできるほど人間ができてる人は数少ないはずです。
実際、今まで仲良くしてなかった人からそんなこと突然言われたら「何かあるな?」と疑ってしまう人もいるでしょう。
もちろん「仲良くしよう」(言い方は何でもいいです)を言うなということではありません。
そこが本質ではなく、相手にとってどんな存在でいられるかが重要だということです。
極端な話、自分の不満をぶちまけるために愚痴を言える友だちを作ろうとか、暇だから暇つぶしの友だちを作ろうなどと考える人は最悪です。
もし愚痴を言いたいときがあっても、自分は相手の愚痴をいつも聞いているのか、
もし暇つぶしをしたかったとき、自分はいつも相手の暇つぶしにつき合っているのか、など相手のことを考えて人間関係を構築していきたいものです。
すなわち思いやりを持って人に接するということです。
ビジネスも遊びも、自分だけでなく相手がいるものだったら常に相手の立場になって考えられる人間でありたい
そんなことを思った次第です。
私などはまだまだ自分の都合ばかり考える小さい人間なので、今後気をつけていこうと思います。