「グランメゾン東京」第8話を見てふと思ったこと(令和元年12月8日)

ドラマ好きのみっちーです。

 

日曜日のドラマといえばなんと言っても「グランメゾン東京」。

 

早くも第8話が放映された。

 

いやいや、もう最終回に近いじゃないか・・・。このドラマなかなか好きなんだけどなぁ。

 

一応、観てない人のために設定を話しておくと、まず主役の木村拓哉はフランス料理の優秀なシェフだった人。

 

彼は、過去に事件を起こし、お店をほっぽり出して逃げた。

 

ひょんなとこから鈴木京香演じる凛子と出会い、東京で三ツ星を狙うレストランを始めることになった・・・

 

こんな感じ。

 

レストランはできたものの、いろんな問題が出てくるのがドラマなんだけど、「グランメゾン東京」にもいろんな問題があって、それを乗り越えるところがおもしろい。

 

さて、第8話はこんな内容だった。

京野(沢村一樹)が、倫子(鈴木京香)に告白した翌日、尾花(木村拓哉)が音信不通になってしまう。周りの心配をよそに、夕方に戻ってきた尾花が連れてきたのは、彼の料理の師匠・潮卓(木場勝己)だった。彼の娘の凪子(伊藤歩)に頼まれ、退院する潮を迎えに行っていたのだという。
尾花は、潮に店の料理を食べてもらおうとするが、ほとんど手をつけず途中で怒って帰ってしまう。帰り際に、一番の問題は京野にある、とだけ言い残して…。

 倫子たちは原因を探るべく潮の店に行く。そこでお店定番のビーフシチューの美味しさに衝撃を受ける。そんな中、尾花は潮の様子に異変を感じ……

(公式サイトより引用)

 

今回のポイントは木村拓哉演じる尾花の師匠が現れるところ。

 

師匠はグランメゾン東京に来て料理を食べたのだが、料理に全然満足していないのだ。

 

その理由はなんなのか、尾花はなんとか見つけ出そうとする。

 

結局、その答えは師匠のお店で働いて発見したのだった。

 

師匠は常連たち一人ひとりに合わせて盛り付けや味を変えていたのだ。

 

料理人が見るのは皿ではなく人。一人ひとりにあった料理を提供することが大切だということにあらためて気づいたのだった。

 

いままで三ツ星ばかり追っていて大切なことを忘れていたということである。

 

さて、これってお客様相手に商売している人であれば、誰でも当てはまることだと思う。

 

私が以前働いていた塾でもそうだった。

 

カリキュラムがあり、進度はみんな一律で決まっている。一つの教室に大勢の生徒がいるので、個別対応は難しい。

 

それでも塾の先生は一人ひとりの理解度見ながら授業を進めていかなければいけないし、一人ひとりにあったアドバイスや宿題を出さなければいけない。

 

決められたカリキュラムと決められた宿題を一律みんな同じように提供するのはおろかな教師のやることだ。

 

授業をやればよい、宿題を出せばいい、というバカのひとつおぼえしかできない教師である。

 

組織の中においても同じだ。

 

部下が何人もいる場合、すべての人に同じように接する上司は頭の悪い上司である。部下は一人ひとりちがう人間なのだから。

 

部下に平等に接しなければいけないとでも考えている人もいるかもしれないが、それは平等でもなんでもない。上司が部下に対応できていないだけだ。

 

また、上司が組織から言われたことをそのまま部下に押し付けるのもアホの極みだ。

 

馬鹿な上司は、本当に何も考えていないし、バカのひとつおぼえのように同じことしか言わない。

 

上司は一人ひとりの部下に合わせてアドバイスや指導をするべきなのだ。

 

私のブログはというと、もちろん一人ひとりに書いているわけではないので、そういうことはできない。

 

しかし、個人の日記ではなく、こうやって公に向けて発信している以上は、やっぱり読んでくれる人の目線になって書かねばならない。

 

アートだったら別かもしれない。自分の描きたい世界を自分の思い通りに描くのがアートなのだろう。

 

しかし私のブログはアートではなく、情報発信だ。いつも愚痴やら文句やら言いたい放題書いているが、もっと読者目線になる必要があると思う。

 

仕事もそうだ。販売業で生計を立てている私としては、お客様目線で商品の説明をしなければいけない。

 

お客様がいて自分がいる。読者がいて自分がいる。まわりの人がいて自分がいる。

 

だから、もっと、自分のことばかりではなく、相手のことを考えて生きていかなればいけないと思う。

 

話が広がりすぎてしまったかもしれないが、今回の「グランメゾン東京」を見て私はこんなことを感じたわけである。