2016-03-12 お客様は神様なのだろうか?(№241)

お客様には感謝しなければいけない。それは当たり前のことです。

たった10円のものを買ったとしてもお客様はお客様、仮に何も買わなくてもお客様。

来てくれるだけで感謝です。

でも、だからといって何をしていいわけではありません。

「おれは客なんだぞ」という感じで大きな顔をして「それくらいやれよ」と言わんばかりに無理な要求をしてくる、これはもう神様ではなくてモンスターです。

例えば、Twitterなどで見られた店員を土下座させる客。あり得ないですね。

FacebookTwitterであなたのこと広めるよ」などと脅されたこともありますが、こういう人って何なのでしょうね。

私が初めて仕事したのはラーメン屋のアルバイトです。当時「お客様は神様」を実感したのはこんな出来事でした。

お客様が味噌ラーメンを注文したので持っていったら、「注文したの塩ラーメンだよ」とのこと。

私は困惑しながら何も言えずにいると、横から店長が「すいません、すぐ作り直します」とフォローしてくれました。

後から店長に「味噌ラーメンを注文してたのは俺も聞いてたけど、お客様はいつも正しいんだよ」と言われました。

仮にお客様が間違っていてもそれを指摘せずにすぐに謝って対処しろとのことでした。

それ時に、私の中では「お客様の言うことは絶対」というのが植え付けられました。


ただ、ここ10年くらいで、お客様の立場がさらに強くなってきているみたいです。むりなことを言ってくるお客様や理不尽な怒り方をしてくるお客様がたくさんいるのです。


インターネットの安売りのお店と同じ価格にしないと怒り出すお客様。

自分が誤っているのにも関わらず、店員の誤りだとするお客様。

執拗に文句を言い続けるお客様。

そういった類のお客様が様々います。そんなお客様はとうてい神様ではありません。

私はいつもこう思っています。

お客様は人間様

立場はお客様と店員ですが、お互いに同じ人間でどちらが上とかどちらが下というのはないのです。

お互いに相手を尊重したいものです。