どんな本を読もうか。

昨日に引き続き、『PRESIDENT 2010 8.30号』の記事から。

福原義春氏は3つのカテゴリーに分けて本を紹介しています。
①人生が豊かになる本
②既存のものの見方を覆してくれる本
③リーダーシップについて考えさせられる本

①としては
『ご冗談でしょう、ファインマンさん』
をあげ

どんなに小さなことでも真剣になって取り組み、
何かしらの心理や教訓を引き出すのがファインマン流だ。

と言っています。

また最近の本では『生物と無生物のあいだ』をあげ

生物が生きているとはどういうことか、生物と無生物を分かつものは
何なのかといった、科学的どころか哲学的ともいえる内容が
魅力的な文章で綴られている。

生きているとは何か、人生とは何か、ということも
深く考えさせられた。

と言っています。

2つの本で共通しているのは
ただ単に科学の本を読み物として捉えていないことです。
本の中に書いてあることからより深いものを読み取っています。

最近はたくさんのビジネス本が出ています。
どれを選んでいいのかわからなくなってくるほどです。

しかし本を選ぶとき、ただ単に売れているからという理由で
ノウハウ本を手に取るのはよくないです。
その本から深いものが読み取れるかどうかというのも
考慮して選ぶといいのかなと思いました。

これはちょっと難しいですかね。

話はかわりますが、8月14日の平成進化論で鮒谷さんが
ファインマンをとりあげて【つぶやき】のなかで以下のように
述べています。

「高校生レベルの知識層に説明して伝えることができなければ、
その人は科学を理解しているとは言えない」
ファインマン(物理学者)

難しいことを難しくいうことは誰でもできる。
難しいことを易しくいうのは、本当にそのことを理解して
いなければ出来ないこと。
自分の専門分野において
「難しいことを易しく」
さらには
「易しいことを深く、感動的に」
伝えられる伝達力を身につけたいもの。

文章を書くときに、いかに読み手にわかりやすく伝えるかが
非常に重要だということがわかります。

今はそれはおいておき、本題にもどります。

本を読む際にはビジネス本(ノウハウもの)ばかりを
読むことはいいことではなさそうです。
自分の人生を豊かにしてくれるような本を
たくさん選びたいと思います。

【本日のまとめ】
本を選ぶときにはノウハウ本ばかりではなく、
自分の人生を豊かにしてくれる本も選ぶべきだ。

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