むかし、心霊写真とか流行った頃、
わたしは「うしろの百太郎」という漫画が好きだった。
主人公は後一太郎。
彼はさまざまな超常現象を体験していく。
たまには命が危うい場面に遭遇することもあるが、一太郎の守護霊である百太郎によって何度も助けられる話である。
子どもの頃に読んだ漫画で、
私にも守護霊がいたらいいなぁと思っていました。
★★★
話は変わって、今日、ムカついたことがあった。
私の職場のクソジジイの態度が悪かったのだ。
人が困って頼んでいるのに
全然相手にしてくれない。
ふだんは人を頼ってばかりのくせに。
今日という今日は許せない。
あいつは地獄に落ちればいいのに。
目の前から失せろ。
などと、永遠にそいつの悪口が浮かんできてしまった。
そんな冷静とは程遠い私だったが、
あることを思い出したのだ。
むかし、コーチングを受けていたときに、コーチから言われたことばがある。
自分の後ろにもう1人の自分を置いてみて、自分を見つめてみるといいよ
コーチが言いたかったのは、自分を客観的に見つめろ、ということだ。
それを具体的にしたのが、コーチの言葉なのだった。
このアドバイスを試しにやってみたら、自分を客観的に見つめることができて、冷静になれた。
「自分の後ろにもう一人の自分を置く」、これはまるで守護霊みたいじゃないか!
それで、私はこの行為を「うしろの百太郎作戦」と名づけることにした。
それ以来、ムカついたことがあると、私は自分の後ろにもう一人の自分を置いて自分を見つめる「うしろの百太郎作戦」を実行していた。
★★★
今日は、かなりムカついて冷静じゃいられなかったので、久々に「うしろの百太郎作戦」を実行した。
そうしたら、怒っている自分がなんだか小さく感じた。
たったそれだけのことで怒るなんて、なんとも器が小さい男じゃないか。
所詮、クソジジイはクソジジイだ。
そんなやつに怒るなんて気持ちの無駄遣いだ。
そう思った。
「うしろの百太郎作戦」の効果は絶大だ。
このブログを読んでいる方で、怒りで我を忘れてしまうとか、冷静でいられないことが多々あるという人は「うしろの百太郎作戦」を試してみることをおすすめする。
もしかしたら効果があるかもしれない。