ラズノグラーシエごっこ

ラズノグラーシエごっことは
日経新聞夕刊「プロムナード」で
川上未映子さんが紹介していた「ごっこ」です。

この「ごっこ」は川上さんが勝手に編み出して
今はまっているそうです。

おもしろいので少し引用します。

謙遜でも遠慮でもなく、本当に思っていることとして
「俺、頭わるいんだよ」と発言してみたとしよう。
でもそれを聞いた相手から
「そうだね。君、頭わるいよね」と言われたら、
認めてないわけじゃないのに、
こう「うっ」となる感じありませんか。
おなじ言葉・内容であっても、
自分が言うのと他人が言うのでは
何かが決定的にズレてしまうのである。
この「ズレ=「異和」=「うっ」こそが
「ラズ」であり・・・(以下省略)

自分が気にしていることを人に言って
相手もそれを認めて「うっ」となったら
それはコンプレックスを乗り越えていない証拠。

もし「うっ」とならなかったら
コンプレックスを乗り越えていることになります。

たとえば私がともだちに

「オレ、足が短いんだよ」

と言って、


ともだちも
「そうだね、短いね」
と言ったとして

私が「うっ」となったら
自分の足が短いことに
コンプレックスを持っている証拠となります。

つまり自分のコンプレックスに対して
乗り越えられているか、そうでないか
試すことができる「ごっこ」なわけです。

私には数々のコンプレックがありますが
すこし試してみようと思います。

そういうのは乗り越えていかなければ
いけないものですからね。