大人数学級の復活を

本日の日経新聞
月曜日のお楽しみは「領空侵犯」です。

第一生命保険会長、森田富治郎氏の
インタビューで、「大人数学級の復活を」
とありました。

この時代に大人数なんて
何バカなこと言ってるんだ
と思ったのですが、読み進めていくうちに
それも一理あるなぁと思いました。

森田氏のインタビューを引用します。

私が子供のころは、
1学級50人、60人が当たり前でした。
勉強のできる子もいれば、
駆けっこの速い子、
ケンカが強いガキ大将など、
いろんなタイプの子供がいて、
それぞれに頂点をなしていました。

子供たちはそういう集団の中で、
自分の立ち位置を見いだし、
生き方を学んだのです。
教室の中に社会があったのです。


確かに社会の中で生きるということは
とても重要なことです。

50人いれば50通りの個性と
触れ合うことができます。

私の勤めていた塾も
基礎からやらなければいけないクラスは
少人数でなるべくきめ細かい面倒見を
していくようにしましたが、

みんなが勉強できないので
安心してしまうのか
かえってモチベーションが
上がりづらいという面がありました。

どちらがいいかというのは
今は置いておきますが

現代はきめ細かい面倒見が
求められている時代だから
少人数クラスで教育しようというのは
少し短絡的な発送でした。

現代の流れや常識にとらわれず
柔軟な発送をしていかなければ
ならないと思います。

特に人を育てるということ。
人生を形作る大事な時期です。

子どもを教育する大人として
もっと考えなければいけないなと思います。