あとから来る者のために

詩人の坂村真民の詩

あとから来る者のために
田畑を耕し
種を用意しておくのだ
山を 川を 海を
きれいにしておくのだ
ああ あとから来る者のために
苦労をし 我慢をし
みなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとから続いてくる
あの可愛い者たちのために
みなそれぞれ自分にできる
なにかをしてゆくのだ


今に生きる者は、後世の人のために
なすべきことをしなければならない。

それは物質的なこと、

この詩のように自然を大切に
使うこともそうでしょう。

今の自分のわがままを殺し
これから使う人のことも考えなければならない。


と同時に

あとから来る人のために
我々は心もきれいにしておかねばなるまい。

山をきれいにする心
川をきれいにする心

それを胸に抱き
そしてその心を

後から来る者に伝えなければならない。

それが大人の義務だと思います。

大人は子どもたちにもっと語らなければ
いけないと思います。

大事なことを子どもたちに
伝えなければいけないと思います。


だから私が今できることは
一人でも多くの人に
自分が大事だと思うことを
語っていくことです。

一人でも多くの人に
自分が大切にしていることを
伝えていこうと思います。