まわりの空気に流されやすいみっちーです。
先日の日経新聞のコラム「春秋」のはじまりはこうだった。
旧日本軍の「大本営発表」はフェイクニュースの元祖だろう。敵機多数撃墜、わが方の損害軽微なりといった常套(じょうとう)句の多くがウソだった。
なるほどなぁというまじまり。そして続く。
真珠湾攻撃からまだ半年、勝った勝ったの世論が高ぶっていたころだ。いまでは太平洋戦争の大きな転換点として知られるが、当時の国民は発表を信じ、破滅への道を歩んでいった。
大本営の「フェイクニュース」を国民は信じ、そして日本は破滅の道を歩んだ。
当時の人は、まさか日本が負けるなんて思ってもいなかったんだろうなぁ。
今となっては、誰でも簡単に情報を収集できるので、さすがに政府が嘘を言ったらバレる確率は高い。
しかし、世の中よく見るとあいかわらず嘘っぽい情報に踊らされている。
ニュースアプリにあふれる情報を鵜呑みにし、SNSに流れる情報をそのまま信じ、テレビのワイドショーで放送された内容を職場で話題にする。
そしてその情報が広まっていく。
フェイクニュースとはちがうが、ダイエットサプリやハゲの薬とか一番騙されやすそうだ。
だが、まわりに広まっている情報をそのまま鵜呑みにするのは危険だ。
日経新聞の春秋のコラムを読んだ時、ふと自分も気をつけようと思った次第である。