おはようございます。
本日は、昨夜観た「ドント・ウォーリー」の感想。これ、けっこうジワジワきたよ。。。
詳しくは、これから書いていくのでよろしくっ!
「ドント・ウォーリー」について
この作品は、ジョン・キャラハンという風刺漫画家の半生を題材にした伝記映画。キャラハン役はホアキン・フェニックスが演じる。
彼は事故で四肢麻痺になってしまい、車椅子生活を余儀なくされる。しかもアルコール依存症だ。
そもそも、アルコールが原因で車椅子生活になってしまうわけだが、そんな彼が立ち直っていく様子が描かれている。
映画サイトの評価は以下のとおり(5/23現在)。
映画.com 3.5
Filmarks 3.6
どちらもそんなに高いとはいえない。個々のレビューを読んでみてもそんな批判的な意見は多くないと思うんだけど、なんでだろうなぁ。
そして、あらすじはこんな感じ。
オレゴン州ポートランドで酒びたりの毎日を送るキャラハンは自動車事故により胸から下が麻痺し、車いすでの生活を余儀なくされる。これまで以上に酒に溺れるキャラハンは周囲の人びととも衝突し、自暴自棄な日々を送っていたが、あるきっかけにより自分を憐れむことをやめるようになる。持ち前の皮肉と辛辣なユーモアを発揮し、不自由な手で絵を描く風刺漫画家として、キャラハンは第2の人生をスタートさせる。
先ほども書いたが、キャラハンの伝記だ。
自動車事故で体が不自由になっても酒を飲み続け、わがままな生活を続けるキャラハン。しかし、あることがきっかけで禁酒を始める。
苦しみながらもだんだん立ち直っていく・・・、
という内容。
ジョン・キャラハンの人間物語。見ごたえのある作品だ。
「ドント・ウォーリー」の感想
これ、かなりジーンとくる内容だった・・・
評価がそれほど高くないのでパスしようとしていたが、観てよかった。
ルーニー・マーラが出演しているので、彼女目当てで観に行ったのが正直なところだった。
実際、ルーニー・マーラの天使ぶりには驚いてしまった。彼女のファンなら観たほうがよい。かなり美しかったよ!
でも、なんといってもジョン・キャラハンを演じたホアキン・フェニックスがすごい。
アルコール依存症のジョンのダメ男ぶり。
車椅子生活になって自暴自棄になっているところ。
自分の過去をふりかえって涙を流すところ。
電動車椅子を楽しそうに乗り回すところ。
もう、本当に上手な演技だったなぁと思う。
アルコール依存症であるうえに、車椅子生活の人間の荒れ模様。そしてそこから苦しみながら少しずつ立ち直っていく様子。この作品は、すべてホアキン・フェニックスの演技のうまさに寄りかかっていると言ってもいい。
また、禁酒会でのジョンと、主催者のドニー(ジョナ・ヒル)のやりとりも、なんとも言えない迫力があった。話しながら涙するホアキン・フェニックスの表情がまた切ない。
いいところを思い出したらキリがないが、とにかく観てよかった映画だった。
ひとつ難点をいえば、時系列がつかみにくいところだ。いろんな事柄がバラバラに組み込まれていて、「この場面はいつなんだろう?」と思うことがしばしば。
想像力が乏しい私にはそこがきつかったかも。
それ以外は特に文句もなく、素晴らしい映画だったと思う。
たまに、こんな映画に出会えるとうれしくなるなぁ!
最後に
映画の評判って本当にあてにならない。大勢の好みと自分の好みが一致するとは限らないからだ。
今回は、世間の評判と自分の好みが一致しなかった作品を観た。
「ドント・ウォーリー」、観てよかった映画だった!