「ROMA/ローマ」の感想(アップリンク吉祥寺スクリーン3にて) 2019-03-29

おはようございます!

みっちーです。

それでは日記をお送りしますm(_ _)m 

 

 

「ROMA/ローマ」を観てきた

 

先日、またまた吉祥寺に行ってきた。私は埼玉県民なので、吉祥寺までの道のりは遠い。

 

しかし、ここにはアップリンク吉祥寺という映画館があるので、どうしても来なくてはならない。

 

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吉祥寺のパルコ!

 

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今回はエスカレーターで地下へ。親切にも1Fのところに「UPLINK吉祥寺 B2」と表示されている。

 

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B2に降りて、いつもの券売機に向かう。すでにインターネットで予約している私は、これを使ってチケットを発券するだけだ。

 

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今回観るのは、あの話題の「ROMA/ローマ」。

(ちょっとポスターがテカっちゃってます・・・汗)

 

第91回アカデミー賞に10部門もノミネートされて、外国語映画賞・監督賞・撮影賞を受賞したあの作品だ。

 

ちなみに2018年にはヴェネツィア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞、同年のゴールデングローブ賞においても外国語映画賞・監督賞を受賞。

 

とにかく賞をとりまくった作品名だ。

 

ただ、この作品はNetflixオリジナル作品のため映画館では上映されていなかった。

 

もう諦めてNetflixの配信を観るしかないか、と思ったら映画館での上映が決まったのだ。

 

 

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今回は5つのスクリーンで一番座席が多いスクリーン3。

 

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D列は前から4列目。ちょっと前よりなのだが、それほど悪くない。ちなみに5番は中央。

 

なお、例によって会員割引なので1,000円で作品を鑑賞できた。

 

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スクリーン3の座席は赤いシートで、座り心地はもちろんよい。

 

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D-5の座席から観るとこのようにスクリーンがよく見える。もともとアップリンクのスクリーンはあまり大きくないので、前よりに座っても全く問題ない。

 

個人的にD列~F列あたりの座席が好きだ。

 

席について、準備おっけー。「ROMA/ローマ」をゆったり観ることができた。

 

では、その「ROMA/ローマ」のあらすじを、映画comより引用しよう。

70年代初頭のメキシコシティ。医者の夫アントニオと妻ソフィア、彼らの4人の子どもたちと祖母が暮らす中産階級の家で家政婦として働く若い女クレオは、子どもたちの世話や家事に追われる日々を送っていた。そんな中、クレオは同僚の恋人の従兄弟である青年フェルミンと恋に落ちる。一方、アントニオは長期の海外出張へ行くことになり……。

ROMA ローマ : 作品情報 - 映画.comより引用)

 

主人公は、白人の裕福な家庭で家政婦として働く若い女クレオ。彼女は4人の子どもがちらかす部屋のかたづけや、洗濯、そして子どもの面倒まで見る。

 

一見幸せそうな家庭だが、夫婦は破局寸前だ。ある日、仕事で海外赴任となった夫だったが、そのままずっと家に帰ってこないままだった。

 

家事をこなすクレオは、休日若い男とデートをし、ベッドを共にする。あとでわかったことだが、この男のせいでクレオは妊娠してしまった。

 

この子どもに関しては、後半部分で物語の核心に迫るような事件が起きる。

 

しかし、人間関係に関しては、この他にそれほど大きなドラマはない。ある意味淡々と日常の出来事が描かれている場面のほうが多かったという印象だ。

 

それなのに、この作品は素晴らしいと思えた。

 

まず印象的なのはモノクロの映画だということだ。近年、カラーの、しかもかなりきれいな映像のものを見慣れているので、逆に新鮮だった。

 

そして、そのモノクロの映像がとてもきれいだ。古い映画っぽく見えるわけだが、でもどこか新しく感じる。とても不思議な感覚である。

 

音も効果的に使われていた。家庭の会話や家事をしているところに、遠くから犬の鳴き声が聞こえてきたり、外のざわめきの音が家の中に聞こえてきたりした。かなり音には気を使って制作されたような気がする。

 

そうやって、映像や音声を効果的に使いながら、その家族やクレオの気持ちの微妙な変化を表していたのだろうと思う。

 

最後のほうに、この家族とクレオの心のつながりが感じられてジーンと来てしまう場面がある。そこがまたいいシーンである。、

 

ありきたりな言い方をすれば、この作品は芸術的な作品である。見せて聞かせて、そして観客に感じ取らせる、そういう作品だ。

 

たぶん観る人を選ぶ作品だと思う。

 

もし、この作品に興味があったら、Netflixで観るより映画館に足を運んだほうがよい。監督の意図する効果がテレビやパソコン、スマホでは得にくいはずだ。映画館だからこそ、観る者に伝わるものがある。

 

そういう意味で、私はしっかりスクリーンで観ることができてよかった。

 

まだまだ未熟者の私なので、この映画から感じ取れたことはわずかかもしれない。ただ、確実にこの作品は素晴らしいと思った。

 

あれほどたくさん受賞したことは納得できる。

 

 

最後に

 

この作品のヤマ場は後半のある部分だ。私はものすごくジーンときてしまった。

 

何度も観たい作品である。