5月18日は2つ年下の妹の誕生日。
どの家庭でもそうだと思いますが、うちもケンカばかりでした。
どうしてケンカしちゃうんでしょうね。不思議です。
きっと、身内だとお互いに甘えがあるんでしょうね。
他人だと遠慮して言うことも言えないし。
いきなり友人に「おまえアホだな」なんて言ったら、嫌われて翌日からシカトされるかもしれません。
でも、家族って嫌われようとシカトされようと、どこかでつながっています。そんな安心感みたいなものを、無意識のうちに抱いているんでしょうね。
そんなわけで、昔の私は、妹に言いたい放題だったわけです。
また、特別に仲がよかったわけでもなく、幼いころ、一緒に遊んだ記憶がほとんどありません。
どこかにおでかけしたようなこともあまりなかったんでしょう。
母や兄に関しては、いろいろ思い出すことがあるのですが、妹に関しては、インパクトが強かった思い出というものがありません。
平凡な妹だったという印象です。
頭がそんないいわけでもなく、運動ができるわけでもなく、かわいいわけでもなく、私にとっては、すごく平凡な妹でした。
ところが、40歳を過ぎていくあたりから、私の妹に対する見方が変わってきました。
塾の先生だった頃は、忙しいということもあり、あまり実家に帰らなかったのですが、やめてからはよく帰るようにしています。
それは妹に、もっと帰ってくるように言われてたからです。
妹は、実家に、父と母と3人で暮らしています。家事は一切やらず、仕事が休みの日はほとんど寝て過ごしています。
(ちょっと言い過ぎかな笑)
だから、親孝行など全然していないように見えるんですが、けっこう親にお土産を買ったりとか、高価な誕生日プレゼントを渡したりとかしていました。
まあ、それが当たり前で、わたしが今まで当たり前じゃあなかったんですけどね。
とにかく、私が想像していたよりも、妹は親思いです。
そして、最近は兄弟3人で遊んだり、いとこと遊んだりというように、以前より頻繁に外に出るようになったのですが、かなり人に気を使う人間だということに気づきました。
これをしたらよくないとか、あれはダメだとか、いちいち考えて動いているようで、私だったらいちいちそんなに気を使わないところも気を使っています。
ちょっと神経すり減っちゃうんじゃないかという気もするんですけど、ともかく、人に優しいってことですね。
私も人から「優しい」と言われますが、妹のほうが全然優しいです。
それも最近気づいたことです。
この歳になるまで、全然妹のことなど見てなかったなぁと反省しています。とりあえず、気づいてよかったです。
いまだに新幹線の切符を買うのも一苦労で、Suicaの使い方を先月初めて知ったという、ちょっと世間知らずの妹ですが、今後は妹のことも気にかけていこうと思います。
家族は大切にしなきゃですね!