どれくらい笑ったかなぁ。Platformの「めくる、くる、くる。」。
今回も最高でした。
現在、上野ストアハウスで行われている、Platformによる即興芝居「めくる、くる、くる」。特設サイトはこちらです。
過去、私は何回か、Platformのお芝居を観に行っています。「もーとしだぁ.com」のほうに感想を残してあります。
上の2つのブログのタイトルに共通しているのは、「すごい」というところ。
何度観ても、インプロというのはすごいのです。
そもそもインプロとは何かということですが、それはPlatformのHPに説明が紹介されています。
インプロとはimprovisation(即興)の略称です。
Platformでは即興演劇を示します。
お客様からいただいた言葉や、仲間との協力で
台本や打ち合わせのないお芝居を
その場で作り上げていくというパフォーマンスです。
Platformのお芝居では、ある程度の型(台本)があるそうなんですが、その型の中で、即興演劇が行われています。
だから、同じコンセプトのはずなのに、結末が毎回異なってくるわけです。即興なので、当然、出演者もどうなるかはわかりません。
そこがインプロの魅力で、一般的な演劇よりもおもしろい緊張感があります。
さて、今回の「めくる、くる、くる」は、13歳にして、童話作家になる夢を叶えた少女、本郷栞の話。
栞は30歳を過ぎて、なお13歳の頃の自分を超えることができません。13歳で童話作家になって「めでたし、めでたし」のはずなのに、そのあと、幸せになれないでいるのです。
そんな栞が、その後、どうなっていくのかというのが、今回のお芝居でした。
童話は「めでたし、めでたし」で終わるのに、人生は「めでたし」にならない。現実は厳しいもの。観ていて、自分の人生にも重ねちゃいました。
だから主人公の栞の気持ちにかなり共感できました。
1時間半の舞台のうち、大半は笑いました。しかし、深く考えさせられた舞台でもありました。
そして、例によって、こんな舞台が即興で演じられているすごさに感動。
インプロってほんとにすごいと思います。
こちらはPlatform主宰、住吉美紅さんのツイート。
そんな今だからこそ
— 住吉美紅@めくるくるくる (@mikumin) 2017年5月14日
思い切って大胆なことを言う
「今話題のインプロ」だけど
Platformのインプロはきっとあなたの知っているインプロとは桁違いだ
インプロは誰でもできるかもしれない
けれど年間、週5稽古している専門団体のインプロを一度観て欲しい
すごい体験をさせる。約束する
このツイートにあるように、「すごい体験」を今回もできました。
やっぱり何度観に行ってもいいものです。
観たあとに「すごい」と思うお芝居ってそうそうありませんから。
そういう意味ではPlatformのお芝居は必見です。ぜひ一度観に行くことをオススメします。
てなわけで、次回公演も楽しみにしています!
出演者のみなさま、楽しいお芝居ありがとうございました。