Platformというインプロ集団の「正義のみかた。外伝」を観てきました。Platformについては詳細がこちらにあります。
前回Platformを観に行ったのは10月でした。そのときのブログはこちら。
インプロとは即興演劇のことで、お客さんからもらった言葉と、パフォーマーとの協力によってその場でお芝居が作られていくものです。
ちなみに、早さきえこさんがこのようなツイートをしていました。
逃さず捕まえて、手繰り寄せる。すると更に「こっちだよ!それ楽しいよ!」って反応が待っている。お客さんに導かれて物語ができあがる。
— 早さき えこ (@eco_hayasaki) 2017年1月13日
だからタイトルを出してないお客さまも、一緒に作ってるんです。カーテンコールでみくがよく言うけど「誰一人欠けても生まれなかったストーリー」なんです。→
いかにお客様と舞台をつくっているかがよくわかりますよね!
いろんな形の舞台がありますが、おそらくインプロは1番集中して観てしまうものだと思います。
さて、前置きはこれくらいにして、今回は戦隊モノです。
「バンバラバンバンバン♪」のゴレンジャーとか、「ジャッカー、ジャッカー、4人のサイボーグ♪」のジャッカー電撃隊のように、4人あるいは5人のヒーローがひとつになって悪に立ち向かう、あれです。
ゴレンジャーとかジャッカー電撃隊はさすがに古いか・・・(笑)
参考までに→秘密戦隊ゴレンジャー - Wikipedia
Platformのみなさんが、赤・青・黄・緑・オレンジの5人のヒーローを演じて悪を倒すのかなぁ・・・って思ってたら、思ってたのと全然ちがいました。
一応、サブタイトルが「紅子救出大作戦」なので、悪の組織から紅子を助けるというのが大枠です。
が、そこはインプロ。お話は即興でできていきます。
私が行った回は1月13日の14:00の回。
舞台が始まりしばらくたつと、さっそく演じてる役者さんが、観客のところに寄ってきました。そして質問「どんな仕事がしてみたいか」でした。
そして、たくさんいる観客の中からなぜか私が選ばれてしまったので、なんとなく「プロレスラー」と答えました。
そうしたら、なんと、その答えで戦隊名が決まってしまったのです。
「レスラー戦隊KOファイブ!!!」
プロレスラーの5人が日々悪の組織からみんなを守るために戦っていくというストーリーです。
そんなんで、戦隊の名前が決まっていいの???
ほんとインプロってびっくりだ!!!
各色のヒーローたちのキャラも必殺技も性格も全部観客が言ったことをもとに決められました。
こんな感じだから、ストーリーがどうなっていくか、演じてるみなさんにもわからないようです。毎回毎回ストーリーが変わっていくわけですから。
ちなみに、Platformの主宰、住吉美紅さんのツイートを見てみると、毎日戦隊の名前が変わっているのがわかると思います。
紅子的 イエロー編まとめ
— 住吉美紅 (@mikumin) 2017年1月13日
美容師戦隊カットマン
昔は容姿を気にして暗かった紅子は、カリスマ美容師との出会いで人生を変えた。しかし現在も見た目や職業など外的要因にこだわってしまう自信のない弱い心を持ち続けていた。敗北したレッドは自分を失うがイエローがその心を溶かす #正義のプラフォ pic.twitter.com/S3BnpsG601
レスラー戦隊KOファイブ
— 住吉美紅 (@mikumin) 2017年1月13日
「逃げずに技を受け入れる」それが紅子の正義。グリーンとのタッグを組みヒールのブルーオレンジと最高のエンターテイメントを作って来た。新人イエローとペアになってからも、イエローの告白を「私に勝てばな」と一蹴。負けて尚その運命を受け入れ修行し続けるレッドだった
総理戦隊内閣ファイブ
— 住吉美紅 (@mikumin) 2017年1月13日
父親に虐げられる母を見て育った紅子はいつしか強い女性を目指して日本初の女性総理になった。男に勝つことにこだわり、恋愛など興味はない。敗北し「自分を大切にできない人間は何もできない」というイエローの言葉から、父親に似たオレンジを愛していた自分に気づく。
(Twitterの仕様で、ツイートがかぶっている部分があります。見やすくなくてすみません)
私が観に行った次の公演は「総理戦隊内閣ファイブ」だったんですね。どんな内容だったんだろう。
いずれにしても、このように毎回ストーリーが変わっていくのがインプロだということがよくわかります。
ホントどうなるかわからないし、舞台から目が離せないし、platformのインプロはすごいです!
とてもよかった(^^)
また行きたいなぁー!