2016-05-09 はあちゅうさんの『とにかくウツなOLの、人生を変える1か月』を読めば五月病も吹き飛ぶ!(№299)

はあちゅうさんの本を読み終えました。はあちゅうさんのブログによると、アマゾンのレビューが「今までの中で最速ペース」で書かれているようで喜ばしいかぎりです。

 

私は、アマゾンのレビューって、本を読む前には見ません。だいたいアテにならないのが多いし、あの☆で評価するというのも好きではないんですよね。

 

本の評価(☆をつけること)って書いた人の評価をしている気分になります。人に点数をつけている感じですね。そこが、なんとなく自分にとってはいやです。

 

ただ、やはり気になってしまうので、その本がおもしろかったら読み終わった後にレビューも見ます。そうすると「おもしろかった」ことを共有できた気がして、「そうそう、そこなんだよね」なんてうなづいちゃったりもします。

 

『とにかくウツなOLの、人生を変える1か月』は、いい評価をしているレビューがとても多いです。だから、かなり共感できました。

 

 

そういえば、はあちゅうさんが、noteに「本の感想を書く時にやってはいけない3つのこと」というのを書いていましたので、しっかりそれを読んだうえで私も感想を書こうと思います。

 

 

さて、あらためまして今回読んだ本ですが、こちらです。

『とにかくウツなOLの、人生を変える1か月』

 

毎日を鬱々と過ごすOLの奈緒が、メンタルジム・ヒカリでカウンセリングを受けるというもので、カウンセラーの中条ヒカリと話していくうちに奈緒が自分らしく生き生きとしていくという内容です。

 

設定としてはそんなに難しくありません。場面は主人公奈緒の日常とメンタルジム・ヒカリでのカウンセリングとの2つで、メインはカウンセリングです。だからとてもわかりやすくて、読みやすく感じました。

 

まず、読む前に思ったことは、「さすがのはあちゅうさんも、本格的な小説となったらやはり難しいだろうなぁ」ということ。

 

ただ、どんな小説を書くのかとても気になっていたし、期待も大きかったです。

 

で、読んでみたら、「あれ、これいつものはあちゅうさんみたいだ!」と思いました。

 

「いつものはあちゅうさん」とは、自分の伝えたいメッセージを、熱く語って読者に伝えていくというスタイルです。

 

はあちゅうさんは、雑誌「ダ・ヴィンチ」の中で

これまでの本で繰り返し読者に伝えてきたことと、今現在の自分の集大成となる言葉を、ヒカリさんの台詞に託しました

と言っています。

 

そのように、ヒカリさんのことばひとつひとつがとても胸に響きました。

 

多かれ少なかれ、誰にだって悩みはあるのよ。悩みなんて、生きていることの証なんだから。

 

悩みがゼロの人生なんて、楽しくないと思うのよ。それって、成長してないってことだから。

 

人って、本当は変わろうと思った瞬間から、自分の力で変われるの。

 

選んだもので、人生はつくられる

 

ところどころで考えさせられることばがたくさん出てきます。そしてハッとさせられるものばかりです。

 

そして、このヒカリさんのことばは、はあちゅうさんのことばでもあります。

 

いろいろな思いが胸に詰まっていて、読者にいろいろ伝えたくて、それを形にしたのがこの本です。だからこの本はとても熱かったです!

 

そして私はその熱さがとても好きです。

 

何か悶々と悩んでいる人も、五月病になりそうな人も、この本を読んで行動を起こせばきっとそんなのは吹き飛ぶことでしょう。

 

もちろん、私もうじうじ悩んでいないでいろいろやってみようという気になりましたし、工夫しだいでもっと楽しくもっと幸せに生きることができるんだろうなぁと思えるようになりました。

 

とてもいい本を読むことができたのでよかったです!

 

これからもはあちゅうさんの本、期待できそうですね!

次回作を楽しみにしています。

 

 

なお、はあちゅうさんの本に関してのブログはこちらです!

2015-01-11 はあちゅうさん『かわいくおごられて気持よくおごる方法』を読んで勉強になった(№178) 

2016-02-15 はあちゅうさん『半径5メートルの野望』は共感するところがいっぱい!(№213) 

2016-03-04 はあちゅうさん『わたしは、なぜタダで70日間世界一周できたのか?』がすごかった(№233)