いろは歌といえばこれですね!
失礼しました・・・。
いろは歌とはこれですね。
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす
中学校の古典で気のきいた先生なら教えてくれますよね。このことなら有名なんですが、別のいろは歌があったことを私は知りませんでした。
知ったきっかけはこちら
ダイヤモンド社というビジネス系の雑誌のサイトを見ていたらこのような記事があったのです。
いくら学んだところでそれを実践しなければ意味がない、そういった内容です。
それで読み進めていると、前述のいろは歌とはちがういろは歌があったのです。その名も「日新公いろは歌」です。
「日新公」とは島津忠良のことです。その島津忠良がつくった47首が「日新公いろは歌」なわけです。
その最初の歌がこれ
いにしへの道を聞きても唱へてもわが行にせずばかひなし
五七五七七の形式をとっています。この歌の口語訳は以下の通り。
昔の賢者の立派な教えや学問も口に唱えるだけでは、役に立たない。
実践、実行することがもっとも大事である。
私はちょっとは本を読むんですが、実践がなかなかできていません。
セミナーおたくのように、高いお金を払ってセミナーにたくさん行き、結局は身につかない人がいます。セミナーに行くだけで満足してしまうのです。
読書も同様です。いい本をたくさん読んで、読んだことに満足してしまってはいけません。
あと、私が塾の先生をしていたときも同じことがよくありました。
生徒のお母様と面談すると「うちの子は塾に行ってることに満足してうちで全然勉強しないんです」とよく相談を受けます。そして「先生から言ってください」となるわけです。
塾に行ってるだけで成績が上がっちゃう気になるわけですね。無理無理(笑)
自分から勉強する習慣をつけないのに成績が上がるわけがない。そういう子はさっさと塾をやめさせればいいんです。お金がもったいないから。家で勉強させるのは親の役目ですよ。
ちょっと余談になりますが、「先生から言ってください」タイプのお母様って教育に関しては他人任せの傾向があります(もちろん全員ではなく本当に困っているお母様もいました)。
何でも先生や子どものせいにするんですよね。しっかり「勉強しろ」って言わない先生のせい、勉強をやる気のないこどものせい。自分の教育の仕方なんて全然省みません。勉強しない子どもを持つ親御さんはまずは自分の発言や行動を反省してください。
さて、余談はおわりますが、さっきも言ったとおり行動こそが成功への道です。「わが行にせずばかひなし」なので、ぜひ実践をしていきたいところです。
あと、「日新公いろは歌」はとてもいい歌ばかりなのでぜひ熟読しましょう。
では、今日も行動していきましょう!