2015-12-19 「平成進化論」を読んで、幸せの中にある悲しみを考えた(№155)

平成27年12月16日の「平成進化論」は少し考えさせられるものがありました。ちなみに「平成進化論」とは鮒谷周史さんが毎日書いているメルマガです。

 

バックナンバーはこちらです。

www.2nd-stage.jp

 

それでこの回のタイトルは「親孝行の裏にある『哀しみが内在された幸福感』」でした。

 

鮒谷さんはあれほど忙しいのに「月に1回両親との会食」を必ず行っているそうです。たまに旅行にもでかけるそうです。

 

鮒谷さんが住んでいる場所は東京。ご両親は大阪。そして、何人ものクライアントを抱えて仕事は多忙。それにも関わらず会食は必ず行っているのです。

 

私は年に数回実家に帰る程度。ここは見習わなければなりません。

 

そんな鮒谷さんはご両親のことを意識するのは「日常の中で最も幸せを感じる時間」と言っています。

 

ただ、その幸せはいつか終わってしまうときがきます。

 

鮒谷さんはこう述べています。

 

いうまでもなく、この幸福感は、

 

父なのか、母なのか、あるいは私なのか、誰が一番先かは分かりませんが、

 

いつの日にか、一人ずつ、順番に、会食の場から欠けてしまう、

 

そんな日が必ず来るという、

 

「悲しみを内在させた幸福感」

 

なのです。

 

確かにその通りです。そして結論として

 

それゆえ、今のこの一瞬を、大切に慈しみ、

丁寧に、深く、味わいながら、

 

生きてゆく必要があると思っているのです。 

 

ご両親を大切にしている鮒谷さんだから、こういうことまで深く考えてしまうのでしょう。

 

 

永遠に続く幸せなんてありません。幸せがほんの一瞬だけ訪れてくることもあるし、気づけば幸せな人生を歩んでいるなぁということもあるかもしれません。

 

しかし、やがてその幸せは終わります。必ず終わります。

 

それは何か自分のせいで終わってしまうかもしれないし、他人によって終わらされてしまうかもしれません。あるいは自分の死によってなのかもしれません。

 

自分がいい状態のときには、なかなかそれが終わることなど想像できないものでしょう。でも終わりを意識することはとても重要です。

 

終わりを意識するからこそ、今の幸せを大切にできるのかなぁと思います。

 

幸せの中には必ず悲しみが内在している、そのことを忘れないようにしようと思います。