先日、映画「エベレスト 3D」を見てきました。映画.comのレビューは3.5。
ちょっと辛いような気がします。まあ、ハッピーエンドの映画ってわけではないし、スターが大活躍するような派手な映画ではなく、事実に基づいた映画ってことで評価が分かれたんでしょう。
こちらが「エベレスト 3D」の公式サイト。
映像がすごくきれいですが、実際に映画館で3Dメガネをかけて見るともっときれいに見えます。この映画を見た感想のひとつとして、映像がきれいだったということがあげられます。
でも、このきれいな雪山をぜひ見に行きたいなぁ・・・とはなりません。エベレストはこわいのです。
このブログを書くためにエベレストについていろいろ検索していたらショッキングな画像を見てしまいました。
エベレストでは多くの方が亡くなっているそうですが、なんと今でも放置されている遺体があるそうです。なにせ標高8000mのところですから遺体がほとんど腐敗しないそうです。だから遭難してそのままの状態なのだそうです。
そんななんとも言えない山がエベレストなのです。
いくらきれいでも、いくら達成感があってもこの山には絶対に登りたくない、それが正直な感想です。
山頂には空気なんてほとんどありません。ふつうに歩くことすら困難なのです。天候が悪くなったらどこにも逃げ場がない、雪崩が起きたら雪と一緒に流れていくしかない、それがエベレストです。
仮に私がエベレストに登ったとしてます。山頂付近で天候不順になり動けなくなったらどうするんだろうと考えました。
たぶん、私はあきらめて、そのまま凍ってしまうんだろうなぁと思います。
でも、もし仲間がいたらどうするんだろう。仲間がほとんど歩けない、自分は少しは歩けるような状態だったら。
おそらく山頂付近では自分のことで精一杯なはず。仲間をかついであの雪山を降りることなんてできるわけがありません。自分が助かるために仲間を見捨てるのだろうか。それとも仲間と一緒に助けを待つか。
もう想像もしたくありません。本当に厳しい環境なのでしょう。
エベレストを見たらいろいろな思いがわき起こりなんか切なくなってしまいました。作品としてはいい映画だったと思います。
特に映画の最後のほうが切なかったです。
もし、命をかけて何かに挑む人々の姿を見たいという人がいたら、この映画はオススメです。ぜひ見てください。