私は口下手で、人と一緒にいてもだいたい聞き役です。それはそれでいいんですが、一緒にいる人も私と同じように受け身の人だと間が持ちません。
相手「いい天気だね」
自分「うん」
相手「こういう日はどこか行きたいね」
自分「そうだね」
相手「どこかおもしろいとこある?
自分「あるかも」
これが私の会話のスタイルです。相手が話さないと会話が発展していかない感じ・・・。こまった、こまった。
こういうときに雑談力があればいいなと思います。
先日読んだ記事におもしろいことが書いてありました。
人脈を構築するうえで一番重要なのが、実は「雑談する力」だ。日本のビジネスパーソンや外交官は、仕事をこなすのは上手だが、社交が下手で、なかなか要人との人脈を構築することができない。その理由は、まさに雑談に弱いからだ。
人とのつながりをつくっていくには「雑談力」が重要で、話さないことには人とつながっていけないわけです。
「口下手の僕だけど友だちになってくれますか?」と聞いたら、大抵の人が「別にいいよ」と答えるでしょうが、しばらくしたら飽きられてしまうに決まってます。
だから少しずつでもいいから「雑談力」をアップしなければなりません。
佐藤氏によれば、「雑談力」をつける近道は本を読むことだそうです。それも2つのジャンルとのこと。
1つ目は、学術書の内容をわかりやすい言葉で言い換えた教養本だ。特に経済学、歴史に関する本を読む。そうすれば、イスラーム教徒を相手に豚肉や酒の話をするというような初歩的なミスは犯さない。
これは私には難しそうだし、経済や歴史について話す人はあんまりいないかなぁ・・・。
2つ目は小説とノンフィクションの文学作品だ。ノンフィクションでは、自伝、評伝、当事者手記がいい。1人1人の人生には、時間的・地理的・能力的に限界がある。だから、小説やノンフィクションで様々な人生を代理経験するのである。
これは納得できます。やはり人間は人から学ぶものです。一人ひとりの人生をなぞって自分にいかしていくことが重要です。
とくに佐藤氏がいう「代理経験」ってのは必要です。だいたい自分に関わっている人の影響を受けるものです。いろんな人と触れ合うことによって豊かな人間性が形成されていきますが、それも限界があります。それを本を読むことで補っていくのです。
口下手な僕ですが、まずはここらへんから初めてみようと思います。
佐藤氏は、山岡荘八の『徳川家康』や司馬遼太郎『坂の上の雲』をオススメしていますが、はて、何を読んだらいいものやら。
とりあえず、『坂の上の雲』でも読んでみようかと思ったらKindle化されていないので、『徳川家康』かな。全26巻は長い道のりだぁ・・・。どうしよう?