2015-10-21 「文章力とメディアリテラシーは 自分で試行錯誤しないと育たない」を読んで思ったこと(№96)

こんなこというと怒られてしまうかもしれないが、学校で教える国語というのは本当に役に立たないことが多い。教え方にも問題がある。

 

先日の藤沢数希氏と田端信太郎氏との対談を読んで、久々にそう思いました。

diamond.jp

 

藤沢氏いわく、

 日本の国語教育は、選択肢の中からひとつだけある正しい答えを選んだり、「このときの筆者の心情を50文字以上80文字以下で答えなさい」というようなものばかりです。作文にしても、何か道徳的に好ましい課題図書が与えられて、「思ったことをそのまま書きましょう」などと言われてしまいます。データとロジックを結びつけて客観的でわかりやすいレポートを書く方法論や、自分の意見を説得力を持って伝える文章の書き方、難しいコンセプトを言語化する技術なんかは、ビジネスでもめちゃくちゃ重要なことなんですけど、そういうことが日本の教育からすっぽり抜け落ちているんです。

 とのこと。


ホントそのとおり。そんな問題を生徒に解かしてなんか意味あるのか?って言いたいです。


おそらく多くの人が、中学や高校の内容で習ったことについて「何かの役に立っているんだよ」と言うでしょう。


しかし日常生活を送ったり仕事をしたりするなかで、「筆者の考えを10字以内で答えなさい」とか、「この時の主人公の気持ちとして正しいものを次のア~エから選びなさい」が、社会に出て役に立った試しがありません。


藤沢氏のいうとおり「客観的でわかりやすいレポートを書く方法論や、自分の意見を説得力を持って伝える文章の書き方」等をもっと学校でやるべきなのでしょう。


学問が大切というのはよくみんな言うけど、生きていくのに役に立ってこその学問です。そういう意味で学校の国語ではもっと役に立つことも教えてほしいものです。


特に発信することが重要な今の時代、先の対談で言われてるように文章力が必要です。また学校ではあまり重視しない、話す教育ももっとやってくれないかなぁといった感じです。


もっとも、日本の教育自体が受身の教育な感じがしますので、もっと生徒自身が考えたり、創造したりするようにならなきゃいつまでたっても同じかな。


ちなみに国語の中で最もいらないのは「文法」です。例えば「文節分け」の問題。


次の文を文節に分けた場合、何文節になりますか。

〇 鳥のようにずっと空を飛んでいたい。


とか、答えが5文節だとわかっても、ほとんどの人が将来全く使わない知識です。全くいらない。


やはり逆に必要なのは自分で考えるチカラをつけることですかね。これは国語に限ったことではありませんが。


そういう意味で対談の中で田端氏が言ってる「試行回数」がとても重要だと思いました。何度も何度も繰り返し、試行錯誤していくうちに文章力があがるのです。


今回の対談を読んで、やはり教育に必要なのことは現場にあるんだなぁとつくづく思いました。


学校に行ったって、先生なんて社会経験してない人多いんだから役に立つことを知らないのかなぁと思います。


だから自分で試行錯誤するクセをちゃんていかなきゃです!