社畜って誰が考えたことばでしょうね。ほんとにしっくりくることばです。
私も以前勤めていた会社の社畜でした。今回はそのあたりの話、part2です。
以前勤めていた会社は慣習やら決まりやらがたくさんありました。そういうのはたいてい社長が決めます。今日はその紹介をしたいと思います。
1 大声で即座に叱る
何か悪いことをしたらすぐに叱る社風を社長は目指していました。うるさい人というのはどこにでもいるものです。なにかするとすぐに叱る人です。うちの会社ではその役が社長をはじめとしたごく一部の人でした。
でも、社内の誰もが、悪いことをした人をその場で叱るという社風に変わりました。例えば挨拶の声が小さかったら「声が小さい!もう一度!」と叱られます。
社内はピリピリしたムードでした。
2 「入ります」「失礼します」と大声で言う
室内に入るときは「入ります」、出るときは「失礼します」と大声で言うことになっていました。
言うのはもちろんなんですが、声が小さかったらその場にいる大勢の人から「声が小さい!もう一度!」と怒鳴られ、再び同じことをさせられていました。
3 飲み会では仕事の話をする
上司がいる飲み会では仕事の話をしなければなりませんでした。特に経験のある上司や、成功した人の話を聞くことで自分に活かすためです。
くだらない話なんてする雰囲気でもなかったし、ましてや下ネタなど言おうもんなら評価が下がる勢いです。
4 社内にいる時のすべての行動、会話、表情が評価の対象となる。
業績評価の際、単純に数値だけで評価されるわけではないところがいいところでした。簡単に言うと「数値+やる気」です。
そのやる気の部分は日頃の言動になります。ネガティヴな言葉を言えば評価会議の時に「あんなことを言っていた」と指摘され、評価が下がります。
評価会議のフィードバックをされた時に私が1番驚いたのが、「パソコンで文字を打っている時の顔がこわい」ということでした。うちの会社では笑顔でいることが重んじられるので、こわい顔はマイナス評価でした。
5 社長の言うことは絶対である
誰も社長には逆らえませんでした。ちょっとでも反論しようものならコテンパンです。
私は反論などもちろんしないのですが、よくコテンパンにやられていました。
私が今まで言われた1番ひどいことは
「○○が鬱病になったのはおまえのせいだ」
です。
ある若手社員がいて、私はその人の相談をよく受けていました。だからどうしてその社員が鬱病になったのかはよくわかっていました。それがいつの間にか私のせいになっていたのです。
社長がそういうので、それは公然の事実となっていました。ホントに名誉毀損ものです。
もちろんこれは多くの事例のほんの一部に過ぎずまだまだたくさんの事例があります。
ということで、「みっちーの社畜化された生活」でした。別に社畜の方々は否定しません。勝手にやっててください。
しかし、あの会社、やめて本当によかったなぁとつくづく思います。
いやな会社はすぐにやめるべきですね!