イケダハヤトさんは自身の著書の中で「多い日だと一日10冊読んでしまう日もある」と述べています。
それにしても1日10冊って、よくそんなに読めるなぁって感じです。私などはせいぜい1週間に1冊程度だから笑っちゃいますよね。
それにしてもそんなに読む必要があるのかって疑問もあります。
私自身、本はたくさん読んだほうがいいと思っています。なぜならば、経験や知識が豊富な著者の考えや意見が、わずかの金額で手に入るからです。
目の前にちきりんさんがいなくても、本を買えばちきりんさんの考えが手に入れられるし、目の前に堀江貴文さんがいなくても、堀江さんの考えを手に入れることができます。
他にもいろんな人の本をなるべく読んで、その人たちの知識をどんどん吸収するべきなのです。
ところが今度は、そんなに多くの本を読めるのかっていう問題にぶち当たります。なにしろ私は一冊の本を読むのに一週間くらいかかるから。
ではどうすればいいかってところで、先日読んだイケダハヤトさんの『武器としての書く技術』が参考になりました。さきほどの「多い日だと一日10冊読んでしまう日もあります」についてこう述べています。
なぜこんなに読めるかというと、速読をしているからです。軽い本だと、5分もあれば読み終えることができます。
速読というとすごい感じがしますが、要するに「飛ばし読み」です。
「飛ばし読み」で大丈夫な理由は
書籍の核心部分は全体の5%以下
だからです。その他の部分はたとえや前置き、解説です。だから「飛ばし読み」しても核心をつかむことができるのです。
実はこれと似たようなことを鮒谷周史さんが今年の1月25日の「平成進化論」で述べていました。鮒谷さんの自身の読書法をこんなふうに言っています。
熟読でも精読でも速読でもなく、「とりあえずパラパラとめくり、眺める」ようにはしています。
長年これを繰り返していると、一冊の本にかかれていることの「勘所」みたいなものが分かるようにもなってくるもの。
鮒谷さんは読むというよりは「パラパラとめくり、眺める」のだそうです。そうすると「勘所」がわかってくるとのこと。
イケダハヤトさんも鮒谷周史さんもともに大量の本を読んでいますが、その読書法はかなり似ています。
イケハヤさんは「飛ばし読み」により「核心」を読み取り、鮒谷さんは「眺める」ことにより「勘所」をつかむのです。
一冊を丁寧に読むことももちろん重要ですが、百冊の要点をつかむのもまたすごいことです。とすれば、「飛ばし読み」って必要なことだと思えます。
小さい頃から一言一句、しっかりと読むように教育を受けているので、なかなか飛ばし読みなどはしにくいと思いますが、これは大いにやるべきことなのです。
また、もし読んでる途中でも必要ないと感じたらそこでやめてしまうことも大切です。
私も「飛ばし読み」をすることによってよりたくさんの情報を得るようにしていきます。そしてもう少し、情報摂取する量を増やしていこうと思います。