私の中でのイケダハヤト像は決していいものではありませんでした。
元来、私は人をバカにするような人が大嫌いなので、年寄りだろうと若者だろうと人を見下すような人は軽蔑します。
イケダハヤトさんのブログを読むと人をバカにしてるような印象だったので、ブログもツイッターも見るのをやめました。
ところが、この人はホントにすごくて、いろんなところで名前が出てくるんですね。他のブロガーから「イケハヤさんは~」なんて頻繁に話題に出てきます。かなり影響力大の人だと改めて認識した次第です。
『武器としての書く技術』は次のブログに紹介されていました。
「ようこそ!こちらガジェット研究会!」というブログをたまたま私は購読していました。そうしたら『武器としての書く技術』が「本気ブロガーなら必読」ということで紹介されていたのです。
そこで、それほど本気ブロガーでもないのですが読んで見ることにしました。
Kindle化されているのでラッキーでした。最近は紙の本は買わなくなっていたので。しかもKindle版だと1,620円のところ514円で買えてしまいました。
さて、読んでみたら、この本はホントにわかりやすかったです。ブログをかじっている程度の私にいろいろやる気を与えてくれるものがたくさんありました。
まずブログの要である文章について。どんな文章を書けばいいのか、わかりやすい例をあげながら詳しく書いてあります。
例えば、わかりやすい文章を書くためにダメな例をわざとあげて、どうしたらよくなるのかをポイントをあげて説明しています。
1 残念その①
何が言いたいのかわからない
長々と文章を書いているのに、一向に伝わってこない。最終的に何が言いたいのかよくわからない。そういう文章をよく見かけます。
たとえばこんな文章はどうでしょうか?
このあとに「キンドル購入」というタイトルでダメな例文をあげています。
そのあとに「わかりやすく面白い文章が3分でできる黄金レシピ」という見出しで、よい文章の書き方を説明しています。黄金レシピという名のとおり料理にたとえた説明です。
①その文章で何を伝えたいか(料理名を決める)
②まず書きたいことを箇条書きにしてみる(材料を集めてくる)
(以下省略)
さらにこのレシピを踏まえたいい例文が紹介されています。今度はタイトルが「キンドル最高!」になっています。
『武器としての書く技術』の第一章の最初からこんな感じでわかりやすくなっていて、あとはこのわかりやすがずっと続いていきます。
今まで文章の書き方の本はいくつか読みましたが、この本はそれらを上回ってわかりやすいものです。今までのブログに対しての努力が結晶となってこの本ができ上がっているのを感じます。
さらに、この本のすごいところは文章の書き方や伝え方だけでなく、イケハヤ流のブログに対する姿勢やブログ運営、そして人生論にまで及んでいます。
第4章の「ここまで公開していいのか?書いて月50万稼ぐ方法」ではどうしたらブログでお金が稼げるのかが具体的に書かれています。たしかにひとつひとつを真似してやっていけば稼げそうです。
第5章の「書く技術はこんなに人生を豊かにする」ではブログを書くことの効用が書かれています。ブログを書くという行為はこんなにも人生を豊かにしてくれるんだなぁと思いました。
そんなわけで、イケハヤさんのこの本、最初から最後まで参考になることばかり。内容は盛りだくさんでした。ブロガーなら座右の書として置いておきたい本です。
もう一度イケダハヤトさんのブログを購読して、私も参考にしたいと思います。