現在、栗原俊雄『シベリア抑留』(岩波新書)を読んでいます。
きっかけは確か新聞のコラムです。
シベリアについて触れていたコラムで『シベリア抑留』が
紹介されました。
ドラマ「不毛地帯」などで多少は見たつもりでしたが
実際中身を知ると(ほんの垣間見たにすぎませんが)
ほんの数十年前にこんなことが行われていたのか・・・
ということがたくさんあります。本当に驚きの世界です。
われわれ日本人の先輩方が苦労したこと、
私は全然知らずに過ごしてきました。
さてこの本はまだ半分を読み終わたところですが
先月の「平成進化論」(6月21日)を思い出しました。
述べた際の以下の部分を引用します。
こんな出来事が現実に行われた時代が、ほんの数十年前に
あったことを我々は知っておくべきでしょう。
(中略)
私たちは、日ごろ見聞することを通して、
「人間とはこんなものだ」という認識を形成していますが、
もし、本も読まず、人の話も聞かず、
自分の狭い体験の世界で完結してしまうと、
その「こんなもの」の認識は非常に狭いものに
なってしまいます。
私は『シベリア抑留』を読まなかったら
本当にシベリアについてのことを薄っぺらい認識しか
持たないで過ごしてしまっていたでしょう。
読んだおかげで少しこのことについて
掘り下げてみたいと思う気持ちも出てきました。
本の世界、人から学ぶこと、
私はたくさん勉強して自分の認識できる世界を
広げていきたいと思った今日この頃でした。