何も知らなかった。

世界を知らないというのはとてももったいないこと、

今まではそう思っていました。

だからたくさん学んで世界のことをもっと知ろう!

というのが今までの考え方です。

本日、堤未果『ルポ 貧困大国アメリカ』を読んで

本当にアメリカという国を知らなかったことがわかりました。

それは「もったいない」というよりは、

知らなくて「はずかしかった」

とう感覚です。

私の感覚ではアメリカ=経済大国です。

「貧困大国アメリカ」などとはイメージがつきませんでした。

しかしアメリカでは経済格差が広がってきており

貧困層が増えているそうです。

しかも経済的弱者がビジネスの対象として

狙われているのです。

例えばサブプライムローン問題もその一つでしょう。

そういった弱者を食い物にする「貧困ビジネス」について

書かれているのが『ルポ 貧困大国アメリカ』です。

本書はアメリカのハリケーン、病院、戦争を題材にして

いかに貧困層が苦しい生活を強いられているか書かれています。

われわれ日本人の大部分はがんばれば成功するチャンスを

つかむことができます。

しかしアメリカの経済的弱者の方々はそういうチャンスすら

めぐり合う可能性が低いのです。

『貧困大国アメリカⅡ』も出ているので

ぜひ読んでもっとアメリカについて理解を深めたいです。