大前研一『大前の頭脳』を読み終わりました

毎月ひと月5冊以上の読書というふうに目標を立てています。

しかし『大前の頭脳』で予想以上に時間を費やしてしまいました。

それだけ読み応えがあったということです。

勉強の記録

①読書

大前研一『大前の頭脳』

前述のようにやっと読み終えました。

2月28日(正確にはもう3月1日になっていました)の深夜です。

今回は第2章の途中からです。

7  団塊世代の退職金85兆を市場に呼び込め

8  1憶人で日本国憲法を書き直してみよう

9  EUに対抗できる優遇税制度を構築せよ

10 仕事の能率を見直せ 労働生産性アメリカの7割

11 統計手法を刷新し、経済の実態を正確に測れ

12 日本企業は、グローバル・ニッチ・トップで生き残れ

13 「細く、深く、長く」仕事ができる人材を育てよ

14 いまこそ心理経済学で発想せよ!

番外編

1  金融危機に慣れた日本人には絶好のチャンスが来た

2  日本は、ビッグ3を買ってアメリカに恩を売れ

3  機能不全のIMFを超える金融チェック機構を作れ

4  「失われた15年」に日本は失われていなかった

5  世界がオバマ政権に求める「責任」とは何か?

6  オバマ政権の経済認識は相当危うい

7  日本政府はバイアメリカン条項を恐れるな

読み終わっての感想は

どうしてこの方はこんなにものを知っているのだろう

ということです。

その大前さんのスタンスはこの本のエピローグに書いてあります。

わたしは単に意見を言っているのではなく、

誰にでもその気になれば入手できるデータを前に、

その意味するところは何か、これから何が読みとれるか、

何は読みとれないか、

データが事実とすると今後どうなるのか、

などに関してしつこいくらいの考察をしている。

そして最後のほうには

わたしに自画像として皆さんにもぜひ参考にしてもらいたいのは

「何にでも興味を持つ」

ということである。

経営が専門ではあるが、

音楽、観光、世界、経済、政治、生活、文化、歴史、

などあらゆる国のあらゆることに興味を持ち、

時としてその研究に数年、いや10年以上没頭することもある。

何にでも興味を持って深く考えていると、どこかで何かのヒントになったり

発想が飛ぶことがある。

とあります。

『大前の頭脳』の中身は今の日本の現状のまずさを嘆きつつも

ではどうすればいいのかという手法を提案しています。

ただ嘆くだけではない、解決方法を示しているところが

大前研一さんのすばらしいところです。

私も「現在の政治はだめだ」「不況だから困っちゃうね」

などというだけでなく「どうすればいいのか」と日ごろから

深く考えていきたいです。

これからも私の勉強は続きますが

①自分の専門

②社会に関すること

の2点を広くそしてなるべく深く掘り下げて

勉強していきたいと思います。

ではこれから仕事をします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。