不器用な人間

私は自分で不器用な人間だと思っています。

アルバイトで簡単な調理をするのにも
よく店長に怒られていました。

今の仕事でもなかなかうまく話せなくて
(今の仕事は話すことが重要な仕事です)
つくづく不器用だと思っています。

さて、昨日に引き続き野村監督を登場させますが、
意外なことに野村監督も自分を不器用だと言っています。
あれだけの成績を残した人なのに。

本人いわく「王や長嶋みたいに来た球に対応することができない」
のだそうです。

それでどうしたかということですが、
当時は、「変化球がくる」とか「ストレートだ」とか
ヤマを張ることが普通ではなかったそうです。
そこで「日本一のヤマ張りバッターになってやる」
と決めたそうです。

野村監督はそのための努力をしました。

単なるヤマ勘ではだめです。
そこで試合が終わった後、毎晩スコアラーから
相手ピッチャーが投げた球種とコースの
記録をもらって、自分で分析をしたんですよ。

また大リーガーの伝記に

私はピッチャーが振りかぶった時、
すでに何を投げてくるかは八割以上分かる

ストレートを投げる時と変化球を投げる時とでは、
必ずどこかで変化している。
じっと見ていれば分かる

とあったそうです。
それで自分で見てみると確かにそうだったとのことです。

野村監督は自分が不器用だと自覚したうえで
あきらめずどうしようか考えました。
(野村監督にとって考えるというのが非常に重要です)

考えた結果の結論(=ヤマ張りバッターになろう)を
実行するために努力しました。

私は何か自分にできないことがあると
「自分は〇〇だから」と言い聞かせて
やらずに終わってしまうことが多いのですが
野村監督の話は自分にとって教訓になります。

私は欠点だらけなのですが
今までほうっておきました。

欠点は欠点なりに自分で自覚し
ではどのように行動しようかと考えることが重要です。

私も今後の行動において考え、行動に移していきます。