以前、都内某所のラーメン屋に行き、おいしかったので知人に感想を言った。そうしたら、その人はさっそく何人か誘って食べに行った。
翌日、私に向かってその人は言った。
「まずかったよー」
「○○さんも、○○さんもまずかったと言ってるから、やっぱりまずいんだよ」
と私に主張してきた。
人には味の好みというものがあるから、別に誰がまずかろうがかまわない。しかし、自分がまずかったし、まわりの人もまずいと言ってるからその店はまずいと認定しようとする姿勢がとてもいやだった。
しかも、どうやら私の舌がおかしいんじゃないかと言いたげな感じだった。その人をばかにしたような態度がなんかいやだったのをおぼえている。
ちなみにそのラーメン屋は食べログでは3.7くらいだからけっこういいほうだと思うし、けっしてまずいというレベルではない。なにしろ銀座に店を出していてけっこう混んでいるくらいだからむしろよい店だろう。
なんで自分が標準だと思えるのだろうか。とても不思議だ。
自分が基準になる人ってどれだけ思い上がっているのだろうと思ってしまう。しかも、まわりにいる人に同調を求めるところも不思議だ。
そういうやつは本当にムカつく。
なんでそんなやつがこの世にいるんだろうなぁ。