どーも、みっちーです。
最近、NHKオンデマンドに登録した。そして、さまざまな番組を観ていこうと思っているところだ。
そもそも、テレビってオワコンだという人もいて、テレビがつまらないと言われるようになっている。
私はこの頃、格闘家の朝倉未来のYou Tubeにハマっているが、やっぱりYou Tubeはおもしろいし、見入ってしまう。テレビがオワコンだと言われるのもわかる気がする。
しかし、そうであってもやはりNHKの作るコンテンツは質が高い。あれは素人が作れるものではない。
さすがに受信料を取っているだけはあるなぁと思ったのだった。
最近視聴しているのが、「100分de名著」ってやつで、ひとつの作品につき25分✕4回の解説をする番組だ。
私がまず最初にみたのが「万葉集」だった。
なにを隠そう、私は学生の頃に「万葉集」を勉強していて、卒論も「万葉集」の歌人について書いたのだった。今でも好きな作品だ。
だから、どれもこれも知っている和歌ばかりだったが、もう一度じっくり味わえてよかった。
全4回を通じていい和歌ばかり紹介されていたわけだが、その中でもあらためて唸ってしまったのがこの歌。
世の中は 空しきものと 知るときし いよよますます かなしかりけり
これは大伴旅人という歌人の和歌。彼は太宰府の長官だったが、ちょうどこの和歌を詠んだとき妻を亡くしたらしい。
「世の中が空しい」という思い、これはなかなか味わえない思いだ。
空しいときに、心にぽっかりと穴が空いたようになるが、きっとそんな感じなんだろうなぁと想像する。
私などは妻もいないし子もいないし、親も健在で、愛する者を亡くす気持ちを味わったことはいまだかつてない。
でも、もし自分が同じ境遇になったとしたら、こんな気持になるのだろうか。
なんだか、想像するととても悲しい歌で、ため息が出てしまった。
そんなわけで、もう一度万葉集を読んでみようかなぁと思ったりもしている。
もし、読んで、「これは!」というのがあったら、私のもう一つのブログ「みっちーの文学日記」にアップしようと思う。
motoshidaa-backdiary.hatenablog.com
こちらは2018年6月19日以来、更新を怠っているので、そろそろ復活してもいいかもしれない。
さてさて、もう一度、読んでみるとするか!