2017-08-15 『プレイボール』でも谷口タカオは前向きだった

michi-style.hatenablog.com

 

先日、野球マンガ『キャプテン』についてのブログを書きましたが、実はその続編があります。

 

こちらは中学を卒業して高校生になった谷口タカオの物語です。

プレイボール (1) (集英社文庫―コミック版)

プレイボール (1) (集英社文庫―コミック版)

 

実は、今までキャプテンばかり読んでいたので、こちらは読んだことがありませんでした。

 

でも、前述のブログを書いたことから気になり、読んでみたわけです。そうしたら谷口は相変わらず努力の人でした。

 

中学のときに、骨折したまま試合を続けたせいで、指が曲がったままの谷口。最初はサッカー部に入るのですが、野球をあきらめきれずに、とうとう野球部に入部。

 

万年一回戦負けのチームを勝利に導くまでの影響力をチームに与えます。

 

しかも、入部したてのくせに、キャプテンにいろいろ言うんですよね、控えめにですけど。

 

たとえば、代打で出ることになったときに、キャプテンに

 

「なあ、谷口気楽にいけよ!」

「なにも代打だからってヒットが打てなくてもかまやしねえんだからな 気楽に 気楽に…な」

 

とアドバイスを受けます。そうしたら谷口はこう言い返しました。

 

「キャプテン そんな気持ちで打席に入ったら それこそ打てるものも打てなくなっちゃいますよ」

 

 

2回戦、格上の城東高校との対戦では、キャプテンがこう言います。

 

「しらないやつらがみたら おれたちの方が強いとおもうだろうな!!」

 

そうしたら谷口がキャプテンに

 

「キャプテン そんな弱気なことをいっちゃ 勝てる試合も負けちゃいますよ」

「このままいけばけっして勝てないあいてじゃないんですよ」

 

と言い、それを聞いたキャプテンが

 

「まーた そんなうまいことをいっちゃって」

 

と言い返すと

 

「それが墨谷のいちばん悪いくせなんです」

「もっと自分の力を信じてもいいんじゃないですか」

 

とキャプテンに反論しました。

 

谷口のこのセリフ、あいかわらずだなと思いました。

 

それにしても谷口の、この勝利への執念には啓発させられるものがあります。

 

最初からあきらめてたら、できるものもできないし、自分の力を信じるということも、いろんなところで必要になります。

 

『プレイボール』はまだ、最初のほうしか見ていませんが、続きが気になるところです。今後の谷口のがんばる様子、とても楽しみです。