私の母が鬼ババだった頃の話 2017-04-04

昨日、母の誕生日のことをブログに書いたら、思いのほか反応が多かったです。

 

読んでくださった方、本当にありがとうございますm(_ _)m

 

昨日のブログはこちらです。

motoshidaa.hatenadiary.jp

 

読み返してみると、なんとまぁ、いいお母さんじゃありませんかぁ!!!

 

ところがどっこい、昔の母は、今とは全然ちがったのです。

(あ、今でも父や妹とケンカが絶えないらしいのですが・・・)

 

今日は、私の母の鬼ババぶりを、紹介したいと思います。

(母には内緒で)

 

 

母vs兄

私には8歳ちがいの兄がいます。私が小学生の頃、兄は高校生でした。

 

そして、兄はいつも母とケンカしていました。

 

だいたいこんなパターンです。

母:なによ、やる気ー

兄:うるせえーーー

母:なによ、その態度

兄:うるせえ、くそばばぁ

 

そして、母は台所に向かって、包丁を取ってきて、

母:くそばばぁとはなによ

と、刃先を兄に向けるのでした。

 

すると

兄:刺せるもんなら刺してみろよ

と言い返すのでした。

 

ホント壮絶だった。

 

小学生の頃の私と妹は、黙ってそれを見ているしかないのでした。

 

こんなことが、年に数回も起きるのです。

はっきり言って異常な家庭でしたよね。

 

でも、この話は実話なんですよ・・・

 

 

母vs私

やがて私は成長して、中学生になりました。

 

その頃の私は、立派に反抗期を迎えていたのでした。

 

ある日、数年前に見たような光景が繰り広げられることになります。

 

母:なんであんたは言うこと聞けないの?

私:うるせぇ、クソばばぁ

母:クソばばぁとは何よ、やる気?

 

「やる気?」というは、どうやら母が包丁を持ってくるスイッチのようです。

 

そのまま、台所に行き、包丁を取り出してきて、私に刃先を向けたのです。

 

確か、あのときの兄は

刺せるもんなら刺してみろよ

って言ったんだよなぁ。

 

ところが、私には、そんな勇気がありません。

目の前の包丁に完全にビビっていました。

 

そして、かろうじて母に言ったことばが

おぼえてろよー

でした(笑)

 

コントか!?

ってツッコミ入れたくなりますよね。

 

でも、中学生の頃の私は、本当に刺されるかもしれないと思って、夜も眠れずビクビクしていたのでした。

 

結局、刺されずにすみましたけどね。

 

あの頃は、母は怖かったなぁ・・・(笑)

 

 

母vs妹 

私が大学生になり、家を出たあと、今度は妹と母がやりあったようです。

 

ただ、私や兄のときとちがって本当にやばかったみたいです。

 

あとから聞いた話なんですが、そのやばい内容は、こんな感じでした。

 

ある日、母が酔っ払って帰ってきて、そのまま居間で寝ていました。

 

妹が、「そこで寝ちゃダメだよ」みたいことを言ったらケンカになり、

 

母は、こともあろうに、そばにあったビンで妹の頭を何度も殴りました。

 

妹は、別の部屋にいた父に助けを求めました。

 

父は、頭から血を流している妹を見て、急いで病院へ連れてったとのこと。

 

 

さすがにこれには絶句。

 

妹と母のケンカは、兄や私をはるかに超えていたのです。

 

 

☆☆☆

 

おわかりいただけたでしょうか、私の母の鬼ババぶりを。

 

私は、子どもの頃、母のことが憎くてしょうがありませんでした。

 

が、年月って不思議なものですよね。

そういうのも、思い出にしてくれます。

 

私に包丁を向けたあの頃から30年もたってしまいました。

 

その母は、私が実家に帰るたびに喜んでくれます。

 

もう憎むことはできません。

 

だから、大学生の頃は、年に1回も実家に帰りませんでしたが、今はなるべく帰るようにしているのです。

 

そして、昨日の電話には驚かされました。

 

昔のことは忘れて、もっと親孝行しなきゃなぁと思った次第です。

 

かつて親孝行できなかった人も少なくはないかもしれませんが、今からでもおそくないですよね。親孝行、がんばりましょう!