2016-02-10 人にいろいろ頼まれるのは仕事ができる証拠なんだよ(№208)

昨日は出社してそうそう二人から同時に仕事を頼まれました。

 

「それくらい自分でやれよ」といつもなら思うのですが、睡眠時間をしっかりとっていた私は、いつもより前向きでした。

 

いかに睡眠が大事かというのが我ながらよくわかります。いつもは短時間睡眠なので、どこか疲れているんですね。いやなことがあるとすぐに悪いほう悪いほうへと考えてしまいます。

 

そして知らぬ間にダークサイドに落ちていくのです。でも、しっかり睡眠をしていると、いろんなことを前向きにとらえることができます。

 

しっかり寝た昨日は前向きでした。

 

だから「それくらい自分でやれよ」とはならずに、「仕事を頼まれるというのはできる男の証拠だ!」と前向きにとらえることができたのでした。

 

そもそも、仕事ができる人ほど、いろいろな仕事を人から頼まれます。

 

前職での私をふりかえってみると、ある時期はいろいろな仕事を任されていました。

●兼務教室長(複数の教室長の兼務)

●ブロック長(近隣の教室長のまとめ役)

●教材作成(宿題や副教材の作成)

●合宿の副責任者

 

塾の仕事というのはとてもハードです。

 

まず、教えるためには自分もその科目に精通していなければいけません。教材研究を日々やることはもちろんですが、自分の担当科目についての理解を深めていく努力が欠かせません。

 

私は国語を担当していたので、本をたくさん読んだり作家について調べたり、ことばの由来について調べたり、とにかく仕事の合間をぬってさまざま調べていました。


休日は知り合いのツテをたどって現役予備校の先生の授業を見学して、自分の授業に取り入れるように努めていました。

 

また、授業をするための台本ともいえる「板書例・指導案」を作成し、どのように授業を進めていくのが子どもたちが理解しやすいか、興味を持てるのかということも日々考えていました。

 

塾の先生は授業をするだけでも大変なのです。私などは知識も薄かったし、表現力が乏しいのでなかなかいい授業ができなくて苦労しましたほうです。だから10年たっても新人並に努力していたつもりです。

 

しかし、塾での仕事は授業だけではありません。生徒募集もしなけばいけないし、生徒の親御さんと面談をする必要もあります。毎日各家庭に電話をかけてご家庭での様子や悩みごとなどを聞いたりもしていました。


よく、「先生って授業をしてない時はヒマでしょ」って言われるけど、授業をしてない時のほうが全然大変です。

 

とにかくハードなのです。自分のことだけで精一杯なのに、その上仕事を任せれたら発狂したくなります。

 

だから塾で働いていたときはたまにダークサイドに落ちていったものです(笑)


まあ、結局やめてしまいましたが。

 

でも、いま思えば、たくさん仕事を任されていたときは仕事ができる男だったんだなぁと思います。

 

だから本当は人から頼られるのはいいことなんだと思います。


といっても自分の仕事を人に押しつけてくるやつは軽蔑しますけどね。

 

とりあえず、昨日は「できる男」だったということです。

 

余談ですが、夕方頃に職場の人が「全くどいつもこいつもオレにいろんなことを言ってきやがって」と愚痴っていました。

 

私は「人にいろいろ頼まれるのは仕事ができる証拠なんだよ」と言ってやろうかと思いましたが、怒られそうでやめときました(笑)

 

本気でイライラしていたので。

 

では、これからも人から頼られるように仕事をがんばっていこうと思います。