Netflixオリジナルドラマ「ナルコス」、これは今まで見ていたアメリカのドラマとは一味ちがいます。
私は仕事から帰ってきて、海外ドラマを1話見るのを習慣としています。アメリカのドラマといえば「24-TWENTY FOUR-」とか「LOST」とかが定番と言えるでしょう。他にもおもしろいドラマがあったし、まだ見ていないものにもたくさんおもしろいものがありそうです。
毎回、「これが終わったら何を見ようかなぁ」と思っているんですが、そんなときに東京姉妹のちえさんがオススメしてのが「ナルコス」でした。
Netflixオリジナルの"sense8""ナルコス""英国の売春宿"を観たけど、全部衝撃的な面白さだった。民放みたくスポンサー気にしなくてよくて、テレビではなくオンデマンドだから表現に制約が無くなると、こんなに芸術的、刺激的かつリアリテイのある作品が出来るんだなぁと感動してる
— 東京姉妹 (@tokyosisters69) 2015, 10月 6
このツイートをなんとなく読み流していて、数日後にTwitterで「東京姉妹さんがオススメしてたnetflixのドラマなんだったかな?」とつぶやいたら、親切にもそれをリツイートしてくれました。
「ナルコス」と「sense8」「英国の売春宿」もおすすめです https://t.co/ObHhq13FAb
— 東京姉妹 (@tokyosisters69) 2015, 10月 15
それで「ナルコス」を見ることになったのです。それにしてもちえさん親切だぁ。
さて、「ナルコス」は実話がもとになったドラマです。1980年代、コロンビアで「メデジン・カルテル」という巨大麻薬組織をつくったパブロ・エスコバルが、コカインによって莫大な富と権力を築いていくというのがその内容。
巨大組織を築くためにパブロのやっていることがもうめちゃくちゃで、信じられないことばかりです。
政治家や警察官の買収、従わないものは暗殺。他のゲリラ組織への攻撃。最高裁判所の占拠や飛行機爆破など、目的のためには手段を選ばずって感じのあばれっぷりです。これが実話をもとにしているというのですから驚きです。
それからパブロは頭いいのか、口がうまいのか、やることが大胆で巧みです。そして自信満々なのです。自分が思ったことはどんどん実行していきます。大統領まで暗殺しようとしてしまうのですからホントにすごい。
そして、「ナルコス」がなぜおもしろくできあがっているかというと、Netflixのオリジナルドラマだからでしょう。通常ならスポンサーの意向や視聴率などを気にするものですがそんなネットドラマはそんなことを気にする必要がないわけです。
(このことに関しては東京姉妹ちえさんの言うとおりでした)
たとえばこのドラマは通常では放送できないようなシーンがたくさん出てきます。なにしろ政府対麻薬組織との戦いなので銃撃戦がたくさんあります。そのため死体が山のように出てくるのです。そんな凄惨なシーンを全く隠さずに放送しているのです。製作者側のリアリティを追求する態度を感じます。
アメリカの海外ドラマはお金のかけかたも日本とちがうし、発想もすごいのでとてもおもしろいのですが、Netflixのようなネットドラマはさらに今後のドラマの可能性を感じました。
同じ麻薬系のドラマでは「ブレイキング・バッド」がありますが、それとはえらいちがい。もちろん「ブレイキング・バッド」はとてもおもしろいのですが、それとはちがうおもしろさが「ナルコス」にはありました。
コロンビアが舞台なので、セリフの半分くらいはスペイン語です。それがまた新鮮でした。
新たなドラマの開拓にはNetflixオリジナルドラマ「ナルコス」がオススメです。ぜひどうぞ!(Netflixのまわしものではありませんので)