『内閣総理大臣 増補版』

最近、勤務地が変更したのでまだ生活リズムに慣れていません。

しかし週5日勤務のうち週4日を電車通勤にしたので

本を読む機会が増えました。

最近読んだ本は吉本ばななの『キッチン』です。

月に1冊は小説を読もうと思っていましたが

なかなかそれもできずにいました。

しかし今月はようやく1冊小説を読みました。

20年前くらいだったでしょうか、『キッチン』がずっと

ベストセラーランキングの1位だったような気がします。

それを今頃になって読んでみました。

恋愛小説なのでしょうか?少し不思議な気持ちになって

読んでいました。

さて、今回のブログのタイトル『内閣総理大臣』ですが

舛添要一さんの著書です。

舛添要一さんの本は今年2度目です。

3月に読んだ『舛添メモ』がよかったので

同じ著者の本を読みたくなりました。

国際政治学者が書く総理大臣像が書かれています。

政治に関して素人の私が見てもわかりやすい内容でした。

首相としてあるべき姿を過去の政治家の事例をあげたり、

政治学者等の意見を引用したりしながら述べています。

特に舛添さんは歴史や哲学、古典などの素養があることを

首相に求めています。

確かに首相は未来を明るくする人でなければなりません。

未来を見渡すためには過去の歴史に通じていなければ

予測できません。

人の心を動かすのが首相の仕事だとすれば

人の心を知らずして人を動かすことはできません。

そのためには哲学や古典を学ぶ必要があります。

そういった意味では舛添さんの述べていることは

ひとつひとう頷かされることばかりでした。

これからますます新党が乱立するかもしれません。

そんなとき自分が政治を知らなければ

その党を評価することができません。つまり政治に参加出来ません。

もっと政治のことを知らなければいけないなと思わせる一冊でした。