『致知』8月号より。
松尾新吾氏 「リーダーの思いが経営を決める」
松尾氏のインタビューでは、これからの企業人、日本人が持つべき仕事観、リーダー像が語られていました。
とても参考になるお話ばかりでしたが、特にその中で教育に関することが述べられていました。
松尾氏によれば日本の未来をはかるのに三つのものさしがあるそうです。
1 行政改革
2 国防
3 教育
しかしどれも30年前から変化がなく、特に教育は深刻とのこと。
ではなぜ教育はうまくいっていないのか。
それは教師に「子供を導く根本的な指針が与えられ」ていないため
「教師は自らの人格と識見のみで指導せざるを得ない」からだということです。
「根本的な指針」とはつまり何を目的に教育を行っていくか
ということです。
確かに教育の現場で、どうして勉強するのかということは
教えられていないような気がします。
現代の教育はまず受験に合格することが第一で、
合格自体が勉強の目的になっています。
子どもたちになんのために勉強するの?と聞いても
志望校に合格するため、あるいはいい高校に行きたいから
という答えばかりです。
自分が何をやりたいのか、勉強して何になるのかという
ことを真剣に考えている子どもはほとんどいません。
それは、勉強をなんのためにするのかという教育が
大人によってなされていないからだと思います。
現代の教育で至急改めなければならないのは
なぜ勉強するのか、勉強の目的は何なのか、
等を子どもたちに考えさせることです。
そうしなければ、いつまでたっても
子どもたちは受かるための勉強しかやらないでしょう。
【本日のまとめ】
日本の教育は昔から少しもよくなっていないような気がする。
それをよくするためには子どもたちに「なぜ勉強するのか」
「勉強の目的は何なのか」等を考えさせる必要がある。
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