「七つの会議」を読んで、ふと思ったこと 2019-02-27

おはようございます!

みっちーです。

 

昨日は仕事がおやすみ。終日やりたいことをしていました。

 

まずはドラマ。

菅田将暉主演の「3年A組 今から皆さんは、人質です」。みるたびに新しい展開が訪れ続きが気になるストーリー。

 

結局、ぶっきーは何をしたいんだよー。

 

次にこれ。

主役の常盤貴子のことを本当に応援したくなるドラマ。

 

唐沢寿明はいつもいい味を出している。小泉純一郎演じる多田が今回ちょっとブラックな感じに覚醒したところが見どころのひとつだった。また蓮見の愛人役の相武紗季が出てきてちょっとおもしろくなりそうだ。

 

そしてこれ。

今回は事件解決というより、人間ドラマの比重が多かったような気がする。錦戸亮演じる真野の過去の秘密のほうは進展がなく、ちょっと残念だった。

 

ドラマを3つ観たあとは、観劇に出かけた。

舞台がシェアハウスの居間みたいなところで、そこでいろんな人間ドラマがあった。飼っていたペットの犬が死んでしまって、その魂がまだそこに残っているという設定で、演じ方が斬新だった。

 

ドラマでもマンガでも、人が集まって何かが起こるという話はありふれているが、 ペットが死んでから7日毎にパーティーを開くという設定はなかなかないなぁと思う。そういう点でおもしろかった。

 

ということで、ドラマ3本、お芝居1本を鑑賞した充実の1日でした!

 

☆☆☆

 

では、昨日思ったことや感じたことを書いていきます。

 

 

七つの会議を読み終わった

 

最近読み終わった本がこれ。

七つの会議 (集英社文庫)

七つの会議 (集英社文庫)

 

この作品は映画化されていて、そちらのほうは鑑賞した。原作者の池井戸潤の作品はドラマ化されてるものもありどれもおもしろい。

 

そこで原作を読んでみようと思ったわけだ。そうしたら、映画よりも小説のほうがはるかによかった感じがある。

 

映画化されたほうは完全に主人公八角に焦点が当てられていてヒーロー扱い。多分そういう脚本を書いたほうが映画としての作品になりやすいからだろう。

 

でも、原作は登場人物ひとりひとりに焦点が当てられ、その人のドラマが描かれている。その人間模様がおもしろいのだ。

 

もちろん大きなテーマである会社組織のことが背景にあってのことだが。

 

ところで、私はある部分に会社という組織の一員としての個人に闇を見た。

 

これ営業部長である北川の思いが語られるところだ。

ある年のノルマがクリアされると、次の年には、さらに高いノルマがソニックから降ってくる。頑張れば頑張るほど、自らの首を締めていく構造だ。部下を叱咤し、自らも夜遅くまで営業に飛び回ってきた北川も、さすがにノルマ達成が厳しくなってきた。

ソニックというのは、北川が勤める東京建電の親会社。

 

組織の上から高いノルマが課せられる。

 

そしてノルマをクリアする。

 

ノルマをクリアしたらさらに高いノルマが課せられる。

 

もう、これはもがけばもがくほど苦しむという蟻地獄ではないか。

 

でも多かれ少なかれ、日本のサラリーマンはこういう蟻地獄にハマっているのだろう。

 

結局、組織において一番苦しいのは末端の営業だ。もちろん上には上の苦しみがあるのはわかる。でも、一番潤うのは組織の上のほうだろう。

 

末端は上の言うとおりにしか動けないうえに、目標達成しないと文句を言われる。一番苦しい立場だ。

 

大きな組織の末端は、世の中で一番苦しいところだと思う。

 

この作品の、北川は北川で苦しいと思うが、やっぱり部下はもっと苦しいのだ。

 

やっぱり末端には、いたくないねぇー

 

 

最後に

 

七つの会議を読み終わった。非常におもしろい作品だった。

 

この作品を読んで、ふと思ったことは

 

組織の末端にはいたくない

 

ということだった。