行ってきました、キャラメルボックス。
今回は2017年サマープレミア『スロウハイツの神様』。
原作は辻村深月さんの小説です。
実は、読んだことありません(すみません)。
だから、原作の作者だけ見て、おもしろいのか予想することは全くできませんでした。
しかし、キャラメルボックスだから原作が何だろうとおもしろいにちがいない、そう思って観に行きました。
なにしろ脚本・演出の成井豊さんにかかれば、おもしろい舞台になるのはまちがいありませんから。
チケットもかなり前からおさえて、この日が来るのを楽しみにしていました。
気になるストーリーは以下のとおり。
10年前、福島県で集団自殺事件が発生し、15人が死亡。首謀者の部屋には、チヨダ・コーキの書籍と関連グッズが溢れていた。マスコミは「チヨダ・コーキの小説のせいで起こった悲劇」と騒ぐ。コーキはインタビューで「責任を感じますか?」と聞かれ、「僕が書いたものが、そこまでその人に影響を与えたことを、ある意味では光栄に思います」と答えてしまう。日本中に、コーキに対するバッシングの嵐が吹き荒れる……。
10年後、脚本家の赤羽環は、知り合いの老人から旅館だった建物を譲り受け、アパートに改造。「スロウハイツ」と名付けて、友人たち5人と暮らし始める。その中には、あのチヨダ・コーキの姿もあった。そこへ新たな住人として、小説家志望の加々美莉々亜がやってくる。莉々亜はコーキの大ファンで、彼の部屋に入り浸り始める……。
(キャラメルボックスHPより)
赤羽環という女性が家賃1万円で部屋を貸し出ししたのが「スロウハイツ」。
そこに住むのが、小説家や漫画家、映画監督、画家などの若きクリエイターたち。
「スロウハイツ」は手塚治虫のトキワ荘をイメージするといいようです。
前半は大人たちの青春ストーリーって感じでした。
チヨダ・コーキと赤羽環の間に何かあるって匂わせるスタートではあるものの、それがどういう結果になるのか全然わかりません。
ところが・・・
後半、さまざまな伏線回収で、驚くべき事実が・・・
なるほど、そうだったのかあぁ
ってなります。
そして、その内容に感動!
なんて、純粋な人たちなんだぁってなる!
ホント、ストーリーがすごかった。
そして、その上に、舞台にいるみなさんの演技がのっかって、後半はかなり引き込まれました。
(実は開始してしばらくは、それほどって感じでした)
個人的には、キャラメルボックスを観に行った中でも、かなり上位だなぁと思います。
(キャラメルの舞台に順位などつけられませんが)
かなりよかったなぁ(^^)
今回は、カーテンコール時に恒例の撮影OKタイムがありました。
残念ながら後ろの席のほうだったので、これが精一杯。
みなさま、本当におつかれさまでした。
そして、記念撮影してきました。
インスタ風です(笑)
一応、覆面作家ならぬ覆面ブロガーなので顔を隠しておきます。
あらためて、キャラメルボックスってすごい劇団だなぁと思います。
今回観に行って、本当によかったです!