バベルの塔!!!
子どもの頃、「バビル2世」(横山光輝原作)というアニメがあり、その中に出てきた「バビルの塔」というのが、印象的でした。
原作のコミックはこちらです。
私は全巻持っていました。
作者の横山光輝さんは、「三国志」の漫画版を書いたことでも知られています。また、「鉄人28号」の作者としても知られていますね。
さて、バビル2世が住んでいる「バビルの塔」が、あの「バベルの塔」をモデルにしていると知ったのは、かなり後になってからのことでした。
そもそも「バベルの塔」って何かというと、旧約聖書の「創世記」中に登場する巨大な塔のことです。
なんかでよく見かける、あの作りかけの塔ですよね。
世界中で知られている「バベルの塔」の絵、それが日本に来ているということで、見に行くことにしました。
場所は上野にある、東京都美術館です。
ちなみにチケットはオンラインで取りました。
インターネットで申し込むと、メールが送られてきます。そこに添付されたURLを踏むと、QRコードが出てきて、それがチケット代わりになるわけです。
なんと便利なシステムじゃあ、ありませんか!
それを入り口で見せると入場できる仕組みとなっています。
上記の写真は、QRコードを見せたら、引き換えにもらった半券です。
ネットで申し込んでも、こうやって半券がもらえるんですね。
これは建物を外から撮影したものです。
このガラスの裏では、記念撮影ができるスペースが設けられています。
私も撮ってきました。
バベルの塔って作りかけなのに、すごく高いんですよね。
なんと、推定510mもあり、東京タワーより高いのだ!
(画像の右側が東京タワーの模型です)
この絵の中では、人間なんて蟻のようです。
さて、「バベルの塔」展ですが、見に行って本当によかったです。
今回は駆け込みで行ったので、ギリギリセーフでした。上野では7月3日まで、7月18日からは国立国際美術館で展示されます。
何がよかったって、まず、ブリューゲルが描いた本物の「バベルの塔」の絵を見ることができたことです。
行ってみたらわかりますが、写真で絵を見るのと、本物を見るのとではえらいちがいです。絵の世界に入り込んでしまうような感覚になることさえあります。
そして、その「バベルの塔」に描かれている描写がかなり細かい!
人間が約3ミリくらいの大きさで描かれているようで、これはよく見ないと本当にわかりません。
細かいのですが、多くの人が作業をしている様子がわかります。
また、下からレンガがクレーンみたいなもので持ち上げられている様子も描いてあります。
ていうか、この塔はレンガで出来ていたんですね。驚きです。
それから、この塔の中には教会まであるんです。
絵を見に行って、初めて知ったことばかりでした。
ふだん絵に興味がなくても、時間をつくって見に行ったほうがいいなぁとつくづく思いました。
自分の世界が広がること、まちがいありませんから。
今回、見に行くことができて、本当によかったなぁ。また他の美術館も行ってみよう!