2017-04-14 幸せな時間でした

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宴のあと

 

私は10年前、とある塾の、どこかの校舎の校長をやっていました。

 

定期テストの成績をあげなきゃいけない。

生徒を志望校に合格させなきゃいけない。

難関校にたくさん合格させて合格実績をあげなきゃいけない。

生徒数を増やして、売上をあげなきゃいけない。

 

そんなプレッシャーと毎日戦いながら、日々を過ごしていました。

 

やることは、毎日山のようにあります。たぶん今の仕事の100倍くらいは働いていたんじゃないかな。

 

こんな働いているとストレスがかなり溜まりそうなのですが、そうでもありません。

 

学習塾で働いていると、生徒との日々の触れ合いが自分への癒しになるのです。

 

問題が解けたときの満足した顔、成績が上がった時の喜びの顔、志望校に合格した時の笑顔、

 

そういう顔を見るたびに、「この仕事をしていてよかったなぁ」と思ったものです。

 

だから、会社がいやでも、何年も辞められなかったんだろうなぁ。

 

 

さて、その10年前に教えていた生徒たちが、昨夜、飲み会に私を招待してくれました。

 

10年も経てばみんな大人になってるんだろうなぁ、と多少緊張しながら会場に向かいました。

 

いざ、飲み会の席に着くと、あっという間に10年前に戻った感じでした。

 

みんな大人になり、男性はかっこよくなり、女性は大人のかわいらしさを醸し出しています。

 

だけど、会話は10年前と変わっていません。

 

仕事の話もあったものの、本質の部分では全然変わっていないように感じました。

 

ありふれた言葉で表現しますが、ほんとに楽しかった。

 

もともと私は、10年前も先生らしくなく、どちらかというとフレンドリーな感じだったと思います。

 

「先生」と呼ばれるよりは「みっちー」と呼ばれることのほうが多かったような気がします。

 

昨夜もそんな感じで、妙になつかしかったです。

 

何年経っても、教え子はかわいいものだ

 

そう思いました。

 

 

招待してくれた教え子たちにはとても感謝です。滅多にこんな気分にはなれませんからね。

 

 

みんなありがと!