最近読み終わった本はこちらです。
経営者向けに書かれた本だと思うのですが、仕事をするものならばこの本は非常に役に立ちます。
訳者あとがきで、上田惇生さんは
ドラッカーは本書において、仕事ができるようになろうとする者は必ずできるようになる、成果をあげることは身につけられるし、身につけられなければならないとした。
と言っています。
すなわち、この本は仕事ができるようになろうとする者向けの本でもあるということです。
そしてわれわれの関心のひとつに「成果をあげること」があります。
たとえば8時間労働をした場合、どれだけ売上を上げることができるのか、利益はどれくらいか、それが成果をあげるということです。
また、モノをつくる場合もどれくらいの量を生産できたかというのが成果です。事務職も仕事内容は人によってさまざまだと思いますが、働いていたら何かしら成果をあげなければいけません。
それらの「成果」についてドラッカーは
成果をあげることは習慣である。したがって、他の習慣と同じように身につけることのできるものである。そして身につけなければならないものである。
と述べています。
「成果をあげる」というのは「習慣」なのです。
だから仕事で成果をあげたい人は、「成果をあげる」ための「習慣」を身につけていけばよいのです。
ただし、その習慣を身につけるために誰から教わるのではなく、自分で修練しなければなりません。自分でさまざまなことを実践しながら身につけるものなのです。
『経営の条件』の中でドラッカーは、成果を上げるための5つのステップを書いています。
1 自分の時間を分析し、ムダな時間を除去する
2 貢献に焦点をあわせる
3 自分の強みを活かす
4 最も重要なことに集中する
5 意思決定をする
このステップを私も試して、修練して成果を上げる習慣を身につけようと思います。
このブログではまだひとつひとつの項目の詳しいことは書けないのですが、やりながら自分の成果としてご報告をしていきたいです。
仕事で成果をあげられる習慣が身についたらいいですね!
この本を読み返しながら、がんばっていこうと思います。