もうすぐ8月が終わりますが、8月はホントに楽しかったなぁ!
甘いものたくさん食べて、美味しいものも食べて、イルカさんやクラゲさんも見たし、映画やお芝居もたくさん観た。
充実した1ヶ月でした。
でも、こんなに楽しいことが続いているときは要注意です。なぜならいきなり落とし穴が待っているからです。気をつけないとズドンとその穴に落ちてしまいます。
「こんなに楽しかったのに・・・、なんでこんなことが起きるんだろう・・・?」なんて逆のことが起きるかもしれないし、「あーあ、8月は楽しかったのに今はつまんないなぁ」なんてことになるかもしれません。
未来のことは誰にもわかりませんが、いいことのあとに悪いことが起きる可能性は必ずあります。
私が塾の校長(教室運営責任者)をやっていたときに、生徒募集がとてもうまくいっていた時期がありました。そのときは業績がよくて2年連続で会社から表彰されました。
このときはさすがに有頂天になってしまい、「自分は仕事ができる男なんだ」とか「オレのやり方をしていれば絶対にうまくいく」と勘違い。ちょっと自分に酔っていた時期でもあります。
そんな勘違い野郎がうまくいくはずもなく、その後は2年連続業績表彰されたことも過去の栄光に・・・(泣)。
話は変わって、数年前におつきあいしていた女性の話。
その人とは結婚するつもりでいました。一生に一度の出会いだと思っていたし、彼女からも永遠に大好きだとも言われていました。
ところが、数年おつきあいをした後にお別れのときが・・・(泣)。なんともあっさりとふられてしまいました。人の心なんて時間が経てば変わってしまうのです。
人の心なんて・・・、人の心なんて・・・(この時の嘆き・・・笑)
そんなわけで、永遠にいい状態が続くなんてことはあり得ないのです。またそれは過去から言われ続けていることです。
これは有名な『平家物語』の冒頭部分です。中学生の頃は意味もわからず暗記させられましたが、大人になると身に沁みます。
祇園精舎というのはお釈迦さまが説法を行ったお寺ですが、その鐘の音には「諸行無常」の響きがあります。
「諸行無常」とは簡単にいえば「この世のものはすべて変化するよ」っことです。世の中のものはすべて変化していきます。
新しいものは古くなり、晴れているかと思えば雨になり、友達になった人とは遠く離れ離れになり、一生懸命生きた者もやがて死んでいく。世の中そういうものです。
ちょっと話が大げさになりましたが、どんなに楽しいことが続いたとしてもその状態は長く続かないのです。
だから、楽しいことが続いて自分のテンションが上がっているときには要注意。その状態は長く続くわけではないのですから。
たまには楽しかった状態をふりかえり、我に帰る時間が必要です。そして自分を戒めるのです。「諸行無常だぞ」と。
そうすれば落とし穴にハマることはないでしょう。楽しいことは長く続かないことをもともと知っているのですから。
逆につまらないことが長く続くこともあるかもしれませんが、それも「諸行無常」です。その状態が永遠につづくわけではありません。必ず変化していきます。
「楽しいこと(幸せな状態)→つまらないこと(不幸な状態)」を絶えず繰り返して生きているわけです。
というわけで、楽しい人生をつくっている私としては「諸行無常」の心構えをしっかり身につけて生きていかねばならないなぁと思った次第です。
楽しいことがずっと続くわけではないが、いやなことも長く続くわけでもない。それを知っていれば何があっても「どうってことないや」って思えそうですね!
そう考えていたらなんか楽しくなってきました。人生楽しく生きていくってそういうことだと思います。
今日も楽しくやっていきます!