私が以前勤めていた会社には業績に対してストレッチ目標を立てるように指導がありました。簡単に言えば高い目標です。絶対無理だろうという目標を立てないと指導されたものでした。
指導っていうのは簡単に言うと大きな声で指摘されるってことです。時には社長に罵倒されます。
ついてでに言うと、当時「シックスシグマ」とか「下位10%」ということばが会社のはやりでした。
シックスシグマというのは
製品不良の発生状態において、「100万回の作業を実施しても不良品の発生率を3.4回に抑える」こと(「ウィキペディア」による)
なんですが、うちの会社ではミスをなくす用語として使われました。
「下位10%」というのは、業績が全体の下位10%になってしまうと降格、もしくは一般社員の場合は他部署に異動です。この制度はホントにいやでした。
「ストレッチ目標」も「シックスシグマ」も「下位10%」もGEのCEOを務めたジャック・ウェルチの手法で、それをマネたものでした。会社内もピリピリしていたのを思い出します。そもそも私が以前勤めていた会社は、こういう厳しい環境が大好きだったのです。あ、社長が好きだったというべきか(笑)
ストレッチ目標って、結局達成できないことが多いのでモチベーション下がりますよね?まあ、一部の仕事ができる人間あるいはどMの人間にはいいかもしれませんが。
まあ、私にとって昔勤めていた会社はいやな思い出が多いので、目標ひとつにしてもそのトラウマが残っています。なにしろ社長が社員に向かって「地獄に落ちろ」っていうような会社ですから。
で、いやな話はここまでにします。
先日、「毎日0.1%変化していけば1年立つと50%くらい変化する」という話をしました。詳しくはこちら
たった0.1%の変化を毎日続けていけばいいのです。そうするだけ1年後には50%変わっている。50%変わるってことはかなり変わったことになります。おなかの肉を50%落としたら別人のように痩せてますからね。
そこで、思ったのが実現可能な「昨日の自分と変わるための目標」を毎日立てていけばいいんじゃないかなってことです。
実現不可能なストレッチ目標を立てるより、実現可能な小さな目標を立てるほうがリアリティがあります。そして気分もラクです!
「日記をつけるためにページを開く」とか「部屋を片付けるためにまずはゴミ袋を買って来る」とかそんな絶対に達成できる目標を毎日立て続けて実行していくと、目標を立てるのが楽しくなりそうです。
なにしろ、実行することでしか変化できないわけですから。絵に描いた餅を眺めているよりははるかに有効だと思われます。
よって、今日から小さな目標を立てて全力で達成していこうと思います!
よっしゃー、がんばる!!!