人間性育む教育

日経新聞私の履歴書」、安藤忠雄さんは
本日で最終回です。

本日のサブタイトルは「人間性育む教育に未来」でした。

本当の豊かさを忘れてしまった。
未来を担う子どもたちは親の敷いた
レールの上を走るのに精一杯で、
創造力を養うための貴重な時間を失っている。

今子どもたちは過保護に育てられ、自分で考える
体験が絶対的に不足しており、
緊張感も、判断力も自立心もないまま成人し、
社会を支える立場に立つ。

安藤さんは上記のように述べています。

与えられたものを一生懸命こなす子どもたち、
◯×方式、選択方式の問題を解き、それが
勉強だと思ってしまう子どもたちに
社会に出てさまざまなことを考える力が
あるのだろうか。

確かに安藤さんの言うことはそのとおりです。

文部科学省は「脱ゆとり」をうたい
2012年度から使う教科書の検定結果を発表したことを
新聞で見ました。

新聞の見出しでは「数学32%・理科45%増」とあります。
しかしそれがページを増やしただけでは
全く根本的解決にならないのは明らかです。

子どもたちが自分で考える力をつけるための教育。
果たしてそんな教育ができるだろうか、と私は思います。

実は私自身が今までの◯×方式、選択方式の
勉強にどっぷりつかっています。
与えられた問題を解くだけの勉強につかっています。

自分自身が創造力をつける体験をしなければ
ならないと思います。

自分自身がこれから創造力を磨き
子どもたちに「創造力とはこういうものなんだよ」という
ことを伝える、まずはそこから始めたいと思います。

教育者の一員としていますべきことを
しっかりやりたいと思います。