田原総一朗から見た孫正義

またまた『プレジデント』より。
(私にとって、この男とは何なのか②)

田原総一朗孫正義との出会いは1982年、
おそらくいちばん最初に取材をしたのは自分だと
田原総一朗は述べている。

当時「何をやるんですか」と聞いたら
「インフラです」と答えたそうです。
それでおもしろい人だと感じたというのが
第一印象のようです。

孫正義はある時、雑誌に掲載された
コンピュータチップを見て「これだ」と思った。
今にコンピュータの時代が来ると言い切り、
そこでまずやるべきはインフラだと断言。

孫正義は本当に先見性のある人です。
ヤフーを買い、ボーダフォンを買い、
低料金のADSLを打ち出しました。

先日述べたようにまず成功のイメージをつくって
それにあわせてロジックを積み重ねていきました。

ところでこのとき大事なのは
「これはうまく行く!」という直感だったと思います。
自分の直感を信じて成功のイメージを組み立てて
いたのだと思います。

直感といって思い出すのは
出口治明『「思考軸」をつくれ』
です。

この本には直感について以下のように書いてありました。

何か課題を与えられると、脳は無意識の領域でも
自分の脳内にストックしてある知識や情報を検索し、
さらにそれを足したり引いたりして
最適解を導き出します。これが直感の正体です。

この直感は「ストックしてある知識や情報=インプット」の
量が多ければ多いほどその精度が上がります。

孫正義もさまざまな情報を脳内に蓄えてあったのでしょう。
これからどうすればいいのか直感でひらめいたものを
あとからロジックで埋めていったのだと思います。

常日頃から遠くない未来を想像する力をつけたいです。